女優の優香さんが、人気マンガが原作で水嶋ヒロさんの俳優復帰作となる実写映画「黒執事」に出演することが15日、明らかになった。優香さんが演じるのは、剛力彩芽さん扮(ふん)する男装の少女・幻蜂汐璃のおばで後見人として彼女を支える若槻華恵役で、映画だけのオリジナルキャラクターとなる。
ウナギノボリ
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「黒執事」は、06年9月から「月刊Gファンタジー」(スクウェア・エニックス)に連載中の枢(とぼそ)やなさんの人気マンガが原作で、コミックスの累計発行部数は1500万部を突破している。英国名門貴族のファントムハイヴ家の少年当主シエルに仕える知識、教養、料理、武術すべてが完璧な執事セバスチャンの活躍を描いており、08年と10年にテレビアニメで放送、09年には舞台が上演された。
映画版は、原作から約130年後となる2020年の西洋と東洋の文化が入り乱れたアジアの都市を舞台にしたオリジナルストーリーとなる。優香さんが演じる華恵は、優香さんの実年齢32歳を7歳上回る39歳の設定で、汐璃の壮絶な過去を知る唯一の理解者。未成年の汐璃が巨大企業ファントム社を経営し、巨額の財産を受け継ぐために後見人となり、水嶋さん演じる執事・セバスチャンと汐璃が追う怪事件の捜査に協力する。知的で妖艶な独身女性という設定で、バラの花びらをちりばめたバスタブでの入浴シーンもあるという。
優香さんは「監督やプロデューサーの作品に対する熱意がとても強く、その中に入れることがとにかくうれしかった」といい、演じる華恵については今までにないミステリアスな女性役が不安だったというが「貫禄、大人、リーダー、愛のある人ということを意識し、精いっぱい演じました。皆様のイメージをいい意味で裏切るような、大人のイメージを持ってもらえることを確信しています」と自信を見せている。
映画には、優香さんのほか、大野拓朗さん、海東健さん、丸山智己さん、城田優さん、安田顕さん、橋本さとしさん、志垣太郎さん、伊武雅刀さん、岸谷五朗さんが出演することも発表された。14年新春公開予定。(毎日新聞デジタル)
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