小学館は人気少年マンガ誌「週刊少年サンデー」について33号(17日発売)だけ値下げして定価200円で発売する異例の試みを実施することが3日、明らかになった。通常の定価は260~280円で、200円に下げるのは17年ぶり。サンデーは「銀の匙」や「マギ」などが人気を博してコミックスの部数が急増しており、豪華な付録と合わせて新規読者の獲得を目指す。
ウナギノボリ
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200円で発売される33号は、「名探偵コナン」の小冊子や「マギ」のポスターなどが付録で、人気マンガ「結界師」を手掛けた田辺イエロウさんによる新連載も始まる。さらに、連載マンガ家全員による描き下ろしで、人気キャラクターたちが「名探偵コナン」の「真実はいつもひとつ」のポーズを決めたポスターを駅などに張り出す。
今回の値下げは、「爆サン」と題して同誌33号から8月7日発売の同誌36・37号まで、4週連続で特別拡大号を発売する企画の一環。「爆サン」の四つの号では、人気マンガ家による新連載がスタートするほか、特別なプレゼントも用意され、それぞれに豪華な付録が付く予定。
マンガ雑誌は、コミックスの販売で採算を取るビジネスモデルが確立されており、雑誌単体では基本的に赤字だが、人気誌は知名度が高く、“顔”であり、次のヒット作や新人作家を育てる場ともなっている。しかし2000年代に入ってから、マンガ以外の娯楽の増加などが影響し、出版各社は雑誌の部数減に悩んでいる。(毎日新聞デジタル)
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