小泉孝太郎:宮部みゆきご指名に「僕ですか?」3度聞き直す

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 俳優の小泉孝太郎さんが2日、神奈川県内の撮影スタジオで行われた主演連続ドラマ「名もなき毒」(TBS系)の製作発表会見に登場。ゴールデン帯の連続ドラマで主演するのは4年ぶりで、原作者の宮部みゆきさんがイメージ通りだとして主演をオファーされたといい、「マネジャーに3度聞きしました。本当に信じられなかったので、『本当ですか、僕ですか』と疑うくらいうれしかったです」と語った。

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 ドラマは、宮部さん原作のミステリー“杉村三郎シリーズ”の2作品、「誰か somebody」(第1部)と「名もなき毒」(第2部)をドラマ化。第1部(1~5話)のヒロインを深田恭子さん、第2部(6~11話)のヒロインを真矢みきさん、小泉さんの妻役を国仲涼子さんが演じる。会見には小泉さん、深田さん、真矢さん、国仲さんのほか、深田さんの妹役の南沢奈央さん、真矢さんの娘役の杉咲花さん、小泉さんの良き理解者で社内報「あおぞら」編集長役の室井滋さんが出席し、主題歌「あい」を歌うシンガー・ソングライター、近藤晃央さんのミニライブも行われた。

 役柄について「お人好しで穏やかな人。大学の後輩で1人ドンピシャな奴がいるので、彼を意識してやっています」と説明した小泉さん。国仲さんは「すごくマイペースで、独特な空気を持っている。現場がほんわかします」と撮影現場を明かすと、室井さんも「こういうタイプの役者さんはじめて。おかしくてしょうがない」と興味津々で、「(原作の)宮部さんとも親しいですが、さすが宮部さん、この役は彼を置いてほかにない!」と太鼓判を押した。

 会見では、劇中では共演しないヒロイン2人が対面。第2部「名もなき毒」から父を連続毒殺事件で亡くした娘を演じる真矢さんは「今まではヒーローで、ヒロインといわれたことがない」と照れながら、「同じ被害者遺族という立場から始まるドラマが、先に(深田さんの演技で)客観視できるのがうれしい。恭子ちゃんは毒に浸かりながらもすがすがしく清らかに立ってるんだろうな。頑張ってください」とエールを送ると、第1部「誰か somebody」でひき逃げされた被害者の長女を演じる深田さんも「ドラマでもご一緒したかった。後半はちょっと寂しいですけれど、テレビを見ながら真矢さんの毒を楽しみたいと思います」と笑顔で語っていた。

 ドラマは8日午後8時から、第1部「誰か somebody」が放送開始。(毎日新聞デジタル)

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