ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
お笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の吉村崇さんと徳井健太さんが、13日公開の「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」でアニメ声優に初挑戦した。同作は、3億年前の化石を改造してよみがえったポケモン・ゲノセクトとミュウツーの闘いを描いており、ミュウツー役を高島礼子さん、赤いゲノセクト役を山寺宏一さんが演じ、吉村さんはキーパーソンとなるエリック役、徳井さんはポケモンのイシツブテ役を演じている。6歳の息子がいる徳井さんは「ようやく子供に親らしいところが見せられた」、吉村さんも「一流どころに並んだ」と大喜びだが、自身の“破天荒”キャラはほとんど発揮できなかったという。2人に初アニメ声優の感想を聞いた。(毎日新聞デジタル)
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−−オファーが来た時、どう思いましたか?
吉村さん 最初はドッキリだと思って心してかかった。これはドッキリじゃないと気づいてから緊張し始めました。本当に申し訳ないですよね。ゲストじゃないレギュラーの方も、一流がそろっている。この一流どころに並んだのか!と。(自分たちは)一流なのかと。それとも、バランスを取って僕らなのか(笑い)。どちらにせよありがたいですね。
徳井さん 子供がポケモン大好きなんで、ようやく子供に親らしいところが見せられたと思ってます。(アフレコでは)僕らは一人ずつでとったんですが、本当に良かった。他の人が一緒にいたら、自分のレベルの低さを痛感したと思う。
吉村さん 別でよかったよね。
−−徳井さんのイシツブテのシーンは、台本にありませんが……
徳井さん 何カットかな、3カットくらい。(パターンは)5、6回言いました。(せりふは)「ラッシャイ!」と言いました。1パターンにつき3回くらい言い方変えた。僕は全然言いやすい言葉だったし楽しくできました。
−−息子さんには、ポケモン出演を伝えましたか?
徳井さん 言ってなかったんですが、テレビで出るのを知って「すごいね。なにやるの?」って聞いてました。でも何の役をやるか言ってません。
−−吉村さんの担当したエリックはどんな役ですか?
吉村さん 好青年でお兄さん気質、夢を語るような感じの「ポケモンヒルズ」の案内役です。ポケモンヒルズを夢の場所だと思っているので、話すときはロマンチックになってしまうけれど、いざとなったら頼りになる。しゃべる間合いとかトーンとか、説明しているせりふがとにかく難しかった。口も合わない。あと、走ったりする声とか、そんな演技はしたことなかった。(NGは)結構出てる。4、5時間かけてとって、出演者の中でも時間がかかっているんじゃないか……。
−−“破天荒”キャラは出せましたか?
吉村さん 出して早々に、「ちょっと引っ込めてくれ」って言われました。特に僕の起用理由を言われなかった。僕、なんで“破天荒”じゃないのに、この役なのかな。おそらくですよ、誰かの代わりだったんじゃないか……。本当は二枚目のゲスト声優がいたんだけど、急きょ問題があって、僕になったとか。何カ所か、ピンチの時にしゃべったせりふは“破天荒”を出せたかな……。あとは、録音ブースで、動きで!“破天荒”を出しました。
−−次にアニメ声優をやるなら、どんな役がいいですか?
吉村さん 監督の僕らの評価を聞いてポケモンの次はなさそうだなと思いましたが、機会があればぜひ。今度こそ破天荒なキャラをやりたい。「ハテンコー」っていうポケモンがいたらいいな~。
徳井さん 大魔王みたいなヤツがやりたいです。悪いやつがやりたい。
−−映画の見どころは?
吉村さん 圧倒的なスケールで壮大な世界観、スピード感のある展開。僕らのファン層の若い世代の女子、男子に見てもらいたいですね。もう一度仲間とは何なのか、ピュアな部分を見つけていただけたら。全世代で見られるポケモンじゃないでしょうか!
徳井さん まずはやっぱり僕を見つけてほしい。1回では全部を見つけることはできないと思うので、何度も見てほしい。笑ったり泣いたりの、いろんな「ラッシャイ」がある。爆発していなくなるときの「ラッシャイ」が最高です。
<プロフィル>
へいせいのぶしこぶし。00年に結成。吉村崇さん(80年7月9日生まれ、北海道出身のA型。趣味・特技は破天荒、バスケットボール、脇ならし、政治観賞、バランスボールに乗って蹴られても落ちない)、徳井健太さん(80年9月16日生まれ、北海道出身のA型。趣味・特技は麻雀、ボートレース、バレーボール、ギター、パチスロ)のお笑いコンビ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。「ピカルの定理」(フジテレビ系)をはじめ、テレビやラジオのレギュラー番組などで活躍。声優は、映画「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」の日本語吹き替え版(劇場公開のみ)で挑戦したが、アニメ声優は今回が初となる。
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