ソニーの新型ゲーム機「プレイステーション4」と、マイクロソフトの「XboxONE」が注目を集めている「東京ゲームショウ2013」。21日からは一般公開がスタートし、新型機が直接ユーザーの目に触れることになる。リビングで楽しむ家庭用ゲーム機が圧倒的に支持される欧米とは違い、携帯ゲーム機が人気の日本で、新たな家庭用ゲーム機がユーザーによる最初の審判を受けることになる。
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新型機のお披露目となったビジネスデー初日の19日、ゲームショウのSCEブースでは、PS4のコーナーに関係者が押し寄せた。日本の本体のセット版となる「KNACK(ナック)」が7時間待ち、「キルゾーン」が4時間待ちとなり、中には「列に並べない」というタイトルもあるほどで、やはり会場での注目度は高かった。ただ今回は、現行機のPS3の登場時と異なり、そのゲーム機でしか遊べない独占供給タイトルがほぼない。「龍が如く 維新!」や「メタルギアソリッド5」などの話題作も他のハードで遊ぶことが可能で、マイクロソフトのXboxONEも、ほとんど状況は変わらない。
理由は、ソフトメーカーが開発費をできるだけ回収するため、可能な限り多くのハードで展開するためだ。そんな中、現行機(PS3)と、新型機(PS4)の同時展開が、新型機普及の足かせになるという指摘は多い。だがSCEのワールドワイドスタジオの吉田修平プレジデントは「両方あっても、PS4の方が楽しくなると確信している。豪華なゲーム画面が楽しめ、(プレーの動画をネット上にアップできる)「シェア」の機能といったソーシャルネットワーク要素を通じてゲームの魅力を感じてもらえる」と、新型機で遊べるゲームの質の高さに自信を見せつつ、体験共有の重要性も重視する。
PS4は、予約を受け付けていない日本以外の予約数が8月で100万台を超え、PS3を上回る需要があったという。また吉田さんは「PS4は08年から開発に着手していたが、本来の登場は(今年より)もっと早いと思っていた」と明かし、さらに欧米のソフトメーカーからは「(新型機の登場は)昨年でも良かった」とまで言われたという。
日本は、開発費が比較的安価な携帯ゲーム機の人気が高いため、新型の家庭用ゲーム機にソフトを供給する必然性を見いだしづらい。家庭用ゲーム機を支持して盛り上がる欧米との差が「日本の発売は後回し」という結果につながっている。日本人好みのソフトはもちろん、復権を目指して家庭用ゲーム機の良さをアピールするなど存在意義を高めることが課題となりそうだ。(毎日新聞デジタル)
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