半沢直樹:最終回は“ミタ”超えの42.2% 連ドラ今世紀最高、民放ドラマ歴代4位 瞬間最高46.7%

「半沢直樹」の完成披露試写会でガッツポーズをする堺雅人さん
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「半沢直樹」の完成披露試写会でガッツポーズをする堺雅人さん

 見事「100倍返し」を完了させたドラマ「半沢直樹」(TBS系)最終回(22日放送、第10話)の平均視聴率がTBSによると42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、今年放送されたすべての番組の中で1位となり、連ドラとしては最終回で平均視聴率40.0%をたたき出した2011年の「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の記録を更新し、今世紀最高。また民放ドラマでは、2000年3月26日にTBS系で放送された「日曜劇場・ビューティフルライフ」の最終回に記録した41.3%を13年ぶりに抜き、歴代4位の高視聴率となった。瞬間最高視聴率は午後10時17分に記録した46.7%だった。

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 今年放送された番組では、これまで6月4日にテレビ朝日系で放送されたサッカーワールドカップのアジア地区最終予選日本対オーストラリア戦の38.6%が最高だったがこれを更新。さらに民放ドラマの歴代記録では、1位が1983年3月にTBS系で放送された「積木くずし・親と子の200日戦争」最終回の45.3%、2位が79年2月放送の「水戸黄門」最終回の43.7%、3位が79年12月放送の「日曜劇場・女たちの忠臣蔵」の42.6%、4位が「日曜劇場・ビューティフルライフ」最終回の41.3%だったが「ビューティフルライフ」を抜き歴代4位となった。

 最終回は25分拡大スペシャルで放送された。金融庁検査の最終聞き取り調査を無事に乗り切った半沢(堺雅人さん)だったが、大和田常務(香川照之さん)の不正を明らかにする取締役会が開かれようとしていた矢先、半沢は、内藤(吉田鋼太郎さん)から、頭取宛てに金融庁から「金融庁検査における半沢次長の検査受け入れ態度に問題あり」との書面が送られてきたことを聞かされる。取締役会では、大和田の不正問題と同時に、半沢の処分案も議題に上ることになる……という展開だった。

 見事100倍返しを達成した半沢だったが、最後に頭取から呼ばれ衝撃の展開を迎える。続編への予感を残しつつ最終回を終えた。

 ドラマは、小説「下町ロケット」で直木賞を受賞した作家の池井戸潤さんの人気小説「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」が原作。第1話の平均視聴率は19.4%で、その後視聴率は、右肩上がりに上昇。物語の舞台を東京へ移した第6話で、関東地区29.0%、関西地区で32.8%となり関西地区で初めて30%を超えた。第7話で関東地区でも30.0%の大台となり、第8話で32.9%を記録。第9話で35.9%を記録し、今年放送されたすべての番組の中で2位の高視聴率となっていた。(毎日新聞デジタル)

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