1970年代に実際に起きた事件をベースにしたホラー映画「死霊館」が11日から全国で公開された。本国の米国では7月の公開時初登場1位を獲得した作品で、「ソウ」シリーズを世に送り出したジェームズ・ワン監督が手掛けた。2010年製作の超常現象スリラー「インシディアス」も大成功を収め、その続編「Insidious: Chapter 2(原題)」も先ごろ全米で公開され好成績をあげている注目の監督だ。
あなたにオススメ
朝ドラ「風、薫る」徹底特集! 見上愛&上坂樹里がヒロインに
1971年、米ロードアイランド州にある一軒家に引っ越してきたペロン夫妻(ロン・リビングストンさん、リリ・テイラーさん)と5人の娘たち。幸せな新生活が始まると思いきや、奇妙なことが次々と起こり始める。やがて危害が娘たちに及び始め、ペロン夫妻は悪魔研究家のエド(パトリック・ウィルソンさん)と透視能力があるロレイン(ベラ・ファーミガさん)のウォーレン夫妻に助けを求めることにする。
1960年代から活躍を始めたウォーレン夫妻は、数々の心霊現象を解決してきたその道のプロらしい。その夫妻が、あまりにも邪悪過ぎるために40年以上も極秘にしていた事件が一つだけあり、それが今作のモデルとなった事件だという。何がどう怖いと表現することがなかなか難しい。それでも、見えそうで見えない“それ”が見えたり、気を許すと何かが映っていたり……。ホラー映画の常套(じょうとう)手段と分かっていても驚かずにいられない。そのフェイントのかけ方が他のこの手の作品とは微妙に違っており、だからこそ心臓をわしづかみにされるような恐怖を感じる。
しかし本当に心臓をわしづかみされるのは、悪霊に立ち向かう人々の姿だ。娘たちを守ろうとする母、母である妻を助けようとする夫、そんなペロン一家を助けようとするウォーレン夫妻。そのウォーレン夫妻も葛藤を抱えており、彼らそれぞれの思いが一つに合わさり、悪霊と対峙(たいじ)しようとする姿に心打たれるのだ。怖さで売るホラー映画はこれまでもたくさん見てきたが、見終わって感傷的な余韻に浸れる映画は、この作品が初めてかもしれない。11日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
<プロフィル>
りん・たいこ=教育雑誌、編集プロダクションをへてフリーのライターに。映画にまつわる仕事を中心に活動中。大好きな映画はいまだに「ビッグ・ウェンズデー」(78年)と「恋におちて」(84年)。
三谷幸喜さんが脚本・監督を務め、興行収入39億円のヒットを記録した映画「ザ・マジックアワー」が、香港で舞台化されることが明らかになった。
人気シリーズ「トムとジェリー」の劇場版アニメ最新作「トムとジェリー 時をこえる魔法の羅針盤(コンパス)」(クロックワークス配給、5月29日公開)の予告編と、新たな場面カットが4月…
俳優の本木雅弘さん主演で、米澤穂信さんの傑作ミステリーを映画化する「黒牢城」(6月19日公開、黒沢清監督)の人物相関図が公開された。本木さん演じる荒木村重ら20人以上の登場人物の…
仮面ライダー生誕55周年記念作として4月29日に公開される映画「アギト-超能力戦争-」(田崎竜太監督)の最新CMが公開された。
映画「スター・ウォーズ」シリーズの劇場最新作「マンダロリアン・アンド・グローグー」(ジョン・ファブロー監督、5月22日日米同時公開)の公開を記念して、“伝説”が始まった“聖地”と…