栗原類:俳優業にポジティブ 研究重ねた吸血鬼役「ぜひ見て」

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 モデルで俳優の栗原類さんが、累計560万部突破の松本光司さんの人気ホラーマンガをドラマ化した「彼岸島」(TBS、MBSほか)に出演中だ。栗原さんが演じるのは最強の吸血鬼・雅(みやび)で、役柄の衣装に身を包んだ栗原さんは「かっこいいと同時に華麗さを感じる」と気に入っている様子だが、「すごく重圧も感じた。衣装のフィッティングだけでも、心の中にたまっていたプレッシャーが、一気にボワッと出てきた。いろんな意味で怖かったですね」と振り返り、役にかける思いを語った。(毎日新聞デジタル)

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 ドラマは、特撮番組「仮面ライダーウィザード」で知られる俳優の白石隼也さんと、4月に公開された映画「HK 変態仮面」に主演した鈴木亮平さんのダブル主演で、「悪の教典」(12年)などで知られる三池崇史監督がドラマ総監修。行方不明になった兄を捜すため、孤島の彼岸島に渡った主人公たちが、島を支配する吸血鬼と死闘を繰り広げる姿を描く物語だ。栗原さんは「こんな僕でも、三池監督の作品に関わることができて本当にうれしい。ありがたいと思いました」と喜んだ。

 実写映画で山本耕史さんが演じた雅役に抜てきされたことについて、栗原さんは「びっくりしました。僕なんかが、雅という作品を代表するようなキャラクターをやるという重圧を感じた」というが「演じると決まったからには全力で頑張りたいと思った」と語った。役作りでは「映画版の山本さんの演技も参考にしたんですが、吸血鬼について研究や分析を重ねました」といい、「自分なりのものを出したかった」と熱を込めた。

 実際の演技では「全裸で演じなければならないシーンが印象的だった」といい、「完全に自分の肌だけしか映っていないので、どういう動きが雅なのか、考えさせられました」と振り返った。また「雅としては(鈴木さん演じる)篤との掛け合いが、すごく面白かった。印象深いシーンが多いので、ぜひ篤とのシーンを見てほしい」と語った。

 吸血鬼という難役については、吸血鬼の歴史を調べたといい、「初の本格的な二次元のキャラクターで、頭が鍛えられて、すごく豊かな経験になった。人物の内面的な部分と、外側の部分を深く考えるいい勉強になったと思う」と、手応えを感じた様子の栗原さん。「まだまだ駆け出しの新人ではあるんですが、これからも頑張っていきたい」と、俳優業への意欲を見せていた。ドラマは、TBSは深夜0時58分から、MBSは深夜0時59分から放送。全10回。(毎日新聞デジタル)

 <プロフィル>

 94年12月6日生まれ、東京都出身。18歳のモデル兼俳優。イギリス人の父と日本人の母の間に生まれる。「メンズノンノ」などのファッション誌やCMで活躍。外見に似合わず、自信のない発言を連発することから、バラエティー番組で「ネガティブすぎるイケメンモデル」として取り上げられたことでブレーク。現在はバラエティー番組「森田一義アワー 笑っていいとも!」(フジテレビ系)の水曜レギュラーを務め、12年11月には初のフォトブック「ネガティブですが、なにか?」(扶桑社)を発売するなどますます活躍の場を広げている。

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