女優の上戸彩さんが2日、東京・丸の内の丸ビルで行われた食の祭典「ジャパンフードフェスタ2013」のオープニングセレモニーに着物姿で出席。同席した林芳正農林水産相が「EXILE PRIDE」と書かれたフラッグを手で振りながら迎えると、上戸さんは思わず照れ笑い。林農相が「この前(EXILEのコンサートに)行ってきて、(上戸さんの夫の)HIROさんのステージにすごい感動しました。今日はどうしても彩ちゃんに伝えたくて!」と話すと、上戸さんはほおを赤らめ、手で顔をあおぎながら「恥ずかしいです。ありがとうございます」と話していた。
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上戸さんの主演映画「武士の献立」(12月14日公開、朝原雄三監督)が同イベントのオフィシャルサポーターに就任したことを記念し、この日のイベントには上戸さんをはじめ、高良健吾さん、余貴美子さん、朝原監督も出席。抜群の味覚と料理の腕を持つ明るく元気な年上女房役を演じた上戸さんは、「普段から料理をやっていてよかった。初めての作業も臨機応変に動けてよかった」と普段から料理に励んでいる様子だった。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に「和食」が登録される見通しということについて、林農相が「ほぼ決まる」と力を込めると、上戸さんは「オリンピックもそうですけど、日本が世界から注目されてうれしい」とにっこり。その後、東京都内の劇場で行われた完成披露舞台試写会の舞台あいさつでも、上戸さんは「世界中に和食を知ってほしいし愛してほしい。映画の公開の時期に、無形文化遺産のタイミングが来たのはおいしいな!」とちゃめっ気たっぷりに話していた。
映画は江戸時代を舞台に、加賀藩に料理人として仕える舟木家に嫁いだ春(上戸さん)と不器用な夫との夫婦愛を描いている。上戸さんは今作に出演した理由について「食べることが大好きなのか、作品にのめり込んでいく感じと、この時代は男性を引っ張るような女性を描く映画がないので、そこに引かれた。やりたいなと心の底から思った」と明かしていた。夫の安信役を高良さんが演じるほか、西田敏行さん、余さん、夏川結衣さん、成海璃子さん、柄本佑さん、緒形直人さん、鹿賀丈史さんらが出演している。東京国際映画祭(TIFF)の特別招待作品にも選ばれている。12月14日公開。(毎日新聞デジタル)
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