リーガルハイ:続編は時代劇!? プロデューサー驚きの構想語る

「リーガルハイ」で主演している堺雅人さん
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「リーガルハイ」で主演している堺雅人さん

 堺雅人さんが毒舌弁護士・古美門研介を演じる連続ドラマ「リーガルハイ」(フジテレビ系、水曜午後10時)。ネタやパロディーがちりばめられた法廷コメディーで、2012年の第1期、現在放送中の第2期とファンを拡大しており、今後、映画化やさらなる続編はあるのか?と気になるところだ。少々気が早いが、第1期から手がけるフジテレビの成河広明プロデューサーを直撃すると「時代劇をやりたい」と意表を突く答えが返ってきた。その構想とは……。(毎日新聞デジタル)

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 ドラマは、堺さんが演じる古美門と新垣結衣さん演じる社会正義の使命に燃えるが融通の利かない黛真知子の凸凹コンビが活躍する。第2期は7話まで放送されており、初回は視聴率21.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。2話以降も16.8~18.5%の高視聴率で、第1期(全11話)の期間平均視聴率12.5%を上回る人気だ。

 続編は?という問いかけに、成河プロデューサーは「(第2期が)放送中ですよ!」と苦笑い。しかし「ウルトラシリーズみたいなものになるといいですね」とイメージを語る。

 ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンA(エース)、ウルトラマンタロウと、シリーズごとに色合いを変えて続き、「古美門と黛が毎回いろんなことに挑戦する」のが理想のようだ。

 さらに「どこかのタイミングで時代劇にする」と驚きの構想が飛び出した。

 「古美門は旗本の三男坊。部屋住みで肩身が狭いけど、人のもめごとに入っていって金をせびって暮らしている。爺(じい)やが(里見浩太朗さん演じる)服部さん。あるとき、町を歩いているとぶつかって『助けてください』というのが町娘の黛……という話」と続け、「京都で撮る。里見さんが京都太秦の大スターですから。みんなで凱旋」とにやり。

 さらに悪代官役を生瀬勝久さん演じる三木長一郎、小池栄子さん演じる沢地君江が悪代官のくノ一か奥方役で、田口淳之介さん演じる加賀蘭丸が忍者と構想を明かす。13年のスペシャルドラマや第2期の4話に裁判長の別府敏子役で登場した広末涼子さんには「(遠山の)金さんになってもらおうと思っている。女だったという設定で。脱いだら桜吹雪があって……」とすっかり設定は出来上がっている。

 成河プロデューサーは「(同シリーズの脚本家の)古沢(良太)さんの中でも固まっています」とさらり。さらに堺さんにもこの構想を「話したことがある。喜んでいましたよ」と明かした。

 「時代劇は射程圏内。いつでも撮りたいんです。妄想とかではなく、ほぼ自分の中ではできている」と意欲満々だ。

 「日本のドラマはいくつかシーズンを重ねていくものが少ないから、リーガルハイに限らず(シリーズものは)あったほうがいいんじゃないんですかね」とも話しており、「(構想しているように)広がっていければいい」と続編やスペシャルドラマ、映画化への期待をもたせた。

 旗本になった古美門、町娘になった黛……。実現には、ファンの声も重要な要素になることは間違いなさそうだ。

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