名探偵コナン
#1143「乱歩邸殺人事件(後編)」
11月23日(土)放送分
話題の書籍の魅力を担当編集者が語る「ブック質問状」。今回は、梶尾真治さんの「うたかたエマノン」(徳間書店)です。同社文芸局の梶山聡さんに作品の魅力を聞きました。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
−−この作品の魅力は?
最初の短編「おもいでエマノン」が、1979年に雑誌に掲載されて以来、長く読者に愛され続けている人気シリーズ。最新作は、伝説が息づく島・マルティニークを舞台に、画家のゴーギャンや小説家のラフカディオ・ハーンといった実在の人物をからめながら、地球に生命が誕生して以来、記憶を持ち続けている美少女・エマノンが、失った記憶のかけらの探索に密林の奥へと向かう冒険譚(たん)。初の長編で贈ります。そして、今月(12月)から、「おもいでエマノン」など既刊4冊を連続で刊行していく予定です。
−−書籍が生まれたきっかけは?
短編、中編で書き続けられてきた本シリーズですが、以前から、著者が長編で書いてみたいと思い、温めていたテーマが、今回の作品です。ようやくタイミングが合い、雑誌での連載をへて、書籍にまとめることができました。
−−著者はどんな方でしょうか?
学生時代から、SF同人誌にかかわり、会社の仕事と両立しながら、日本SF大賞を受賞した「サラマンダー殲滅」、映画化されベストセラーとなった「黄泉がえり」など、多数の作品を執筆されていました。現在は専業になり、ますます意欲的に創作を続けておられます。
お会いするたび、好奇心やバイタリティーにあふれたエネルギーを感じています。そんなところも、作品ににじみ出ているかと思っています。
−−編集者として、この作品にかかわって興奮すること、逆に大変なことについてそれぞれ教えてください。
新しい原稿をいただくたびに、新しいエマノンを発見できます。それは彼女の能力だったり、重いテーマに潜む著者のメッセージだったり。本当に面白いです。
大変というか、長い年月にわたり書き続けられているため、ファンの年代層も幅広いので、皆さまに楽しんでいただけるか、いつも不安です。おおむね好評なので、安心していますが……。
−−最後に読者へ一言お願いします。
膨大な記憶を持つことの苦悩、自分の存在意義を探し、地球の意思とも思える何かに導かれ、旅を続けるエマノン。ぜひ、彼女の軌跡を一緒にたどっていってください。
徳間書店 文芸局 梶山聡
11月20日に初フォト&エッセー「瞳のまにまに」(講談社)を発売したテレビ東京の田中瞳アナウンサー。「視聴者の皆さんはもちろん、制作側にも信頼されるアナウンサーになりたい」と語る…
テレビ東京系の人気バラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2(モヤさま)」(土曜午前11時半)の4代目アシスタントや、経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月~木…
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」のテレビアニメ第2期「懐玉・玉折」に登場する高専時代の五条悟らをデザインし…
タレントの黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が、「最も多く発行された単⼀著者による自叙伝」として12月14日、ギネス世界記録に認定された。1981年3月6日に刊…
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第32回「小牧長久手の激闘」が、8月20日に放送される。家康(松本さん)は秀吉(ムロツヨシさん)側の1…