第56回グラミー賞:ダフト・パンクが5冠 五嶋みどり参加作が受賞

オノ・ヨーコさん(左)とダフト・パンクのメンバー=第56回グラミー賞の会場で Getty Images Entertainment
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オノ・ヨーコさん(左)とダフト・パンクのメンバー=第56回グラミー賞の会場で Getty Images Entertainment

 米国最大の音楽賞「第56回グラミー賞」の授賞式が27日(現地時間26日)、米ロサンゼルスで開催され、フランスの音楽ユニット「ダフト・パンク」が主要2部門を含む5冠を達成した。また、日本人のバイオリニスト・五嶋みどりさんが演奏に加わったアルバムが最優秀クラシカル・コンペンディアム賞を受賞したことも話題になった。

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 ◇5冠のダフト・パンク スティービーとの豪華共演も

 ダフト・パンクは、最優秀レコードと最優秀アルバムの主要2部門に加え、最優秀ポップ デュオ/グループ、最優秀ダンス/エレクトロニカ、最優秀エンジニア・アルバムを受賞した。同ユニットは、トーマ・バンガルテルさんとギ・マニュエルさんの2人組で、素顔を公開せず、ヘルメット姿でライブなどを行っていることで知られており、グラミー賞の会場にもヘルメットをかぶって登場した。「グラミー賞はエレガントで素晴らしい」などというメッセージが発表されたが、言葉を発することはなかった。

 ダフト・パンクは、パフォーマンスでも魅了した。最優秀アルバムを受賞した4枚目のアルバム「ランダム・アクセス・メモリーズ」に参加したナイル・ロジャースさんやファレル・ウィリアムスさんに加え、スティービー・ワンダーさんがゲストとして参加し、豪華メンバーでディスコチューン「Get Lucky」を披露。ポール・マッカトニーさんやリンゴ・スターさん、オノ・ヨーコさん、ビヨンセさん、ジェイ・Zさんら会場に集まったスターたちがファンキーなサウンドに合わせてダンスするなど、大いに盛り上がった。

 ◇喜多郎と異色の元外交官は受賞逃す

 五嶋さんは42歳のバイオリニストで、クリストフ・エッシェンバッハ指揮の北ドイツ放送交響楽団と共演した「パウル・ヒンデミット 作品集」が最優秀クラシカル・コンペンディアム賞を受賞。日本人では、シンセサイザー奏者の喜多郎さんが最優秀ニューエージアルバム賞、音楽プロデューサーの阿曽沼和彦さんが参加したレゲエユニット「スライ&ロビー」の「Reggae Connection」が最優秀レゲエアルバム賞にそれぞれノミネートされたことが話題になっていたが、受賞は逃した。阿曽沼さんは元外交官という異色の経歴の音楽プロデューサーで、現在はジャマイカで音楽活動を行っている。

 「第56回グラミー賞授賞式」の模様は、きょう午後10時からWOWOWライブで字幕版が放送される。

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