高橋陽一さんの人気サッカーマンガ「キャプテン翼」に登場する必殺シュート「カミソリシュート」を再現した動画が12日公開された。マンガ連載当時、多くのサッカー少年が憧れた数々の必殺シュートに、現役Jリーガーたちが挑戦するコラボ企画「Jリーグ×キャプテン翼 DREAM SHOOT」の第1弾で、FC東京のディフェンダー太田宏介選手が、ゴールに向かって鋭く弧を描く華麗なカミソリシュートを披露している。

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　「キャプテン翼」は、日本をワールドカップで優勝させることを夢見る天才サッカー少年・大空翼の活躍を描く人気作。1981年に連載がスタートし、当時日本ではマイナーだったサッカーを人気スポーツへと押し上げるとともに、テレビアニメなどを通して、海外の有名選手たちにも大きな影響を与えた。翼の成長に合わせて物語の舞台は移り、現在は翼らU23日本代表チームが五輪の頂点を目指す「キャプテン翼　ライジングサン」がグランドジャンプ（集英社）で連載中だ。

　「オーバーヘッドキック」や「ドライブシュート」、「タイガーショット」など、翼やライバルたちが繰り出す必殺シュートの数々も作品の魅力の一つで、今回再現された「カミソリシュート」は、「中学生」編から登場する「エース殺し」の異名を持つディフェンダー早田誠の必殺シュート。ボールに強烈な横回転を与え、キーパーの手前で急激にカーブさせるのがシュートの特徴で、全国大会3連覇を目指す翼らを大いに苦しめた。

　原作者の高橋さんは「映像を見ましたが、すごい！　さすがJリーガー。自分の想像していたカミソリシュートそのままでした」と興奮気味に話し、「この企画を実現してくれてありがとうと言いたいです。第2弾以降も楽しみにしています」とコメントを寄せている。