俳優の唐沢寿明さんが主演を務める連続ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS系)が27日、スタートする。大ヒットドラマ「半沢直樹」の制作陣が再結集し、同じ池井戸潤さんの企業小説を実写化するということで、放送前から注目が集まっている話題作だ。唐沢さんは中堅精密機器メーカー「青島製作所」の社長・細川充を熱演し、男たちの熱いドラマが繰り広げられる。
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原作と同じタイトルとなっている「ルーズヴェルト・ゲーム」とは、“奇跡の逆転劇”を意味し、野球を愛した第32代米大統領フランクリン・ルーズベルトの「野球で一番面白いゲームスコアは8対7だ」という言葉に由来している。プロデューサーを伊與田英徳さん、脚本を八津弘幸さん、演出を福澤克雄さん、音楽を服部隆之さんが担当するなど「半沢直樹」のスタッフが再集結し、青島製作所の存亡と同社の名門社会人野球部の廃部を懸けた攻防が描かれる。
唐沢さん演じる細川社長の数少ない社内の味方で、秘書の仲本有紗役を檀れいさん、同社の専務・笹井小太郎役を江口洋介さんが演じ、石丸幹二さん、立川談春さん、山崎努さん、歌舞伎俳優の坂東三津五郎さん、元フジテレビアナウンサーの平井理央さんのほか、元プロ野球選手の工藤公康さん長男の工藤阿須加さんら多彩な顔ぶれが登場する。
第1話では、青島製作所の社長に就任した細川充(唐沢さん)が、金融不況の影響で景気が悪化し、取引先から厳しい値下げの要求をのまなければライバル社のイツワ電器に乗り換えると宣告される。10億円以上の損失になる要求に役員会での議論が紛糾する中、細川はメインバンクから来期の融資ストップの可能性を示唆されたと報告。会社を立て直す姿勢を銀行に示すため、年間で3億円の維持費がかかっている野球部を「廃部にする!」と言い出す。細川は野球部を廃部にするため、野球をこよなく愛する創業者の青島毅会長(山崎さん)を説得しなければならなくなる……という展開だ。
「半沢直樹」と同じ毎週日曜午後9時からの「日曜劇場」枠でスタート。初回は25分拡大で放送される。
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