声優のささきいさおさんと野島昭生さんが29日、東京都内のスタジオで1980年代に世界的に人気を集めた米ドラマ「ナイトライダー」の公開アフレコに登場。主人公マイケル・ナイトの日本語吹き替え版の声を担当したささきさんは、人工知能を搭載した“しゃべる車”が活躍する作品について「時代の先を行っていた」と振り返り、「僕なんか、今、カーナビがしゃべると思わず(ナイトライダーを思い出して)反応しちゃうんですよ。『コイツ、うるさいな』って」とにっこり。またマイケルの相棒“キット”役の野島さんとの約25年ぶりの名コンビ復活については「(公開アフレコの)話をもらった時からうれしくて。家族のような仲間です」と語った。
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一方、野島さんも「単純計算で申し訳ないのですが、生まれたばかりの子供がもう25歳になっていると考えると、25年ぶりというのは大変なこと」と感慨深げ。自身が演じた人工知能を搭載した車“キット”については「当時はこんなものはできないと思っていたけれど、いまやカーナビがあって、人間が運転しなくても勝手に走る車も存在する。それでもあんな楽しい“キット”は、きっといないですね」とだじゃれを交えて語った。
「ナイトライダー」は、タフでイケメンの民間犯罪捜査員マイケル・ナイトが、高性能の人工知能を持ち、人間の言葉を話す夢の車“キット”こと「ナイト2000」をパートナーに、さまざまな事件を解決していくアクション作品。82~86年にテレビシリーズとして全米で放送された。この日の公開アフレコは、全エピソードを完全網羅したブルーレイディスク(BD)ボックス「ナイトライダー コンプリート ブルーレイBOX」の11月の日本発売決定を記念したもの。
同作には、テレビ未放送だったため、字幕版でしか存在しなかった10のエピソードも、ささきさんら当時のオリジナルキャストによる新録の吹き替え版で収録されるといい、ささきさんは「自分が海外の作品を見る時は字幕版を選ぶんだけど、『ナイトライダー』は絶対に吹き替え版の方が面白い」とアピール。さらには「4年間、マイケル役を務めたんですが、意外とこんなにも長くレギュラーを務めた経験がないので、僕の生涯の宝物にしたいですね」と語った。
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