女優の有村架純さんが6日、主演舞台「ジャンヌ・ダルク」(白井晃さん演出)の初日公演を翌日に控え、上演する赤坂ACTシアター(東京都港区)で会見した。舞台初挑戦で主人公のジャンヌ・ダルクを演じる有村さんは「すごく楽しくやってます。ドラマとも映画とも違って、立ち居振る舞い方とか発声の仕方も全部違う。白井さんに基礎から教えてもらってます」とにっこり。フランス国王・シャルル7世役を務める「少年隊」の東山紀之さんは「(共演の)怖いおじさんたちからガードするのが僕の役目。立っているだけで、周りのおじさんたちのハートをキュンキュンさせているので、それを見ているのが楽しい」と笑わせ、自身についても「もちろん先頭に立ってキュンキュンしてます」と笑顔で話した。
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さらに、東山さんは「女優として、表現者として覚悟が決まっているので、初舞台という感じはない。彼女もジャンヌと同じ選ばれた人。彼女の初舞台を見たっていうのは、将来的には自慢になるんじゃないですか?」と大絶賛。会見前の写真撮影時の有村さんとの距離が近かったのでは?と指摘されると、「そうですか? 婚約発表だと思われたらどうしようかと」とジョークを飛ばし、「可愛くてしょうがない? そうですね。でもお父さん、お母さんと同い年なんですよ。時は残酷ですね」と笑わせた。
一方の有村さんは、東山さんについて「すごくスタイリッシュで紳士的で、ストイックなイメージ通り。面白いことを言って和ませてくれるのでユニークな方だなと思ってます」と笑顔で語った。舞台ではよろいを着込み、大きな旗を振りかざしながら殺陣にも挑戦しており、「大変でしたね。重さがあって相当体力がいりました。体力トレーニングを地道に重ねてます」と苦労も語りつつ、「約1カ月間、初めてのことだらけで、毎日けいこを皆さんと積み重ねてきた。私のできること全てが詰まっている思う。新しい私も見てもらいたいし、(女優の堀北真希さん主演の)前回とは違った『ジャンヌ・ダルク』をお届けできると思う」とアピール。東山さんも「これからの時代は錦織圭君と有村架純だと思う」と力を込めた。
同舞台は、2010年に演出家で俳優の白井さんが演出、「劇団☆新感線」の作家・中島かずきさんが脚本、堀北さんの主演で上演された舞台の再演。白井さんと中島さんが再タッグを組み、有村さんや東山さんら新キャストで7~24日に東京、11月15~18日に大阪、11月23、24日に横浜で公演を行う予定。