女優の栗山千明さんが25日、東京都内で開催された写真集「羽化−−Emergence」（朝日新聞出版）の発売記念イベントに登場。今月10日に誕生日を迎え30歳になった栗山さんだが、結婚観を聞かれると「いつかはしたいですね。でもまだまだ子供といいますか、奥さんになるなんて想像できないので、遠い話だな……」と結婚願望は薄いようだった。

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　栗山さんは、理想のタイプについて「自分でも分からないです」と首をかしげつつ、「優しくて、私が優柔不断なところがあるのでリードしてくれる人、ちゃんとしている人がいいです」と答えた。具体的に聞かれると、「鉄板は、『エヴァンゲリオン』の渚カヲル君、『黒執事』のシエル君、『スラムダンク』の流川君も好きですね」とマンガの男性キャラを羅列して笑いを誘った。

　同写真集は、30歳の誕生日を迎えたばかりの栗山さんの姿をとらえた1冊で、真木よう子さんの写真集「MUSCOVITE（モスコバイト）」（光文社）を手がけた写真家の笠井爾示（かさい・ちかし）さんが撮影。巻末には、栗山さんが「これまで」「いま」「これから」を語るロングインタビューも収録されている。A4判、104ページ。価格は2300円（税抜き）。

　栗山さんは「10年前よりは、成長した私を撮ってもらえた。変わったなと思った。自覚はないんですが、徐々に大人になった」と出来映えに満足している様子で、ロングインタビューは「こんなことを30歳の時に思っていたんだなと振り返る、自分自身へのメッセージになっている」と振り返った。今後は「幅広くいろんな経験をさせていただいていますが、何かを極めたい。自分でハードルを上げていますが、今回は写真集、お芝居も頑張らないと、歌もやっているので、皆さんに聴いてもらえるものを作りたい」と仕事への思いを熱く語った。