俳優の大泉洋さんが22日、パルテノン多摩(東京都多摩市)で行われた「第6回TAMA映画賞」の授賞式に出席。映画「清須会議」(三谷幸喜監督)や「晴天の霹靂」(劇団ひとり監督)の映画に出演し、最も心に残った男優を表彰する最優秀男優賞に選ばれた大泉さんは、司会者から「コメディー俳優」と紹介され、「いつから僕はコメディー俳優と呼ばれるようになったんでしょうか」と苦笑していた。
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映画「晴天の霹靂」で、同映画祭の最優秀新進監督賞に選出され、登壇していたお笑いタレントの劇団ひとりさんに向かって、大泉さんは「あなたの映画に出て、コメディー俳優と言われるようになった」とうらみ節。さらに「マジックで鳩を出すシーンがあったのですが、勢いよく出るように練習して撮影したけど、ゆっくり出すように言われ、また猛練習したのに、結局使ったのは勢いよく出す方だった」と練習が水の泡になったと不満をぶつけ、「今、思えば“残念すぎる”映画でした」と評した。一方のひとりさんは「某局のドラマに出演しているのですが、(大泉さんが)僕の楽屋に遊びに来て、ひまつぶししたり、着替えるのをやめてください」と暴露され、「華々しい席で、そういう話はやめてください」と漫才コンビのような掛け合いを見せ、会場を沸かせた。
TAMA映画賞は、1991年から毎年多摩市で開催されている市民映画祭「TAMA CINEMA FORUM」で2009年に創設された映画賞。活力あふれる作品や監督、俳優を映画ファンの立場から表彰する。今年で24回目の開催となる同映画祭は22~30日に多摩市内の三つの会場で開催されている。
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