家入レオ：10代最後のフリーライブ「20歳になったら…」

　19日にニューシングル「Silly」をリリースした家入レオさんが、同曲の発売を記念したフリーライブを23日、ラゾーナ川崎（川崎市幸区）で開催した。同会場で家入さんがフリーライブを行うのは、2年半前にシングル「Shine」をリリースした時以来。さらにちょうど20日後に20歳の誕生日を迎えることから、10代最後のフリーライブということもあり、特別な思いを抱えてのステージとなった。

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　この日に披露したのは「純情」「Shine」「Silly」の3曲。2年半前は、まだ戸惑うことが多かったようだが、現在は「いい意味で肩の力を抜いてステージに立てるようになった」という。「一人でも歌を聴きたいといってくれる方がいる限り、ずっと歌っていきたい」という熱い思いを胸に、この日のステージに立った家入さん。ステージを右へ左へと駆け回りながら、文字通りの熱唱を繰り広げた。近郊の東京や神奈川からだけでなく、愛知や新潟など全国から詰めかけたファンが、手拍子をしたり、手を挙げて盛り上がる様子に、家入さんもうれしそうな表情を見せた。家入さんは、屋外の会場ということで「冷えないように暖かい格好で楽しんでくださいね」と集まったファンに優しい言葉を掛け、後方の観客にも「ちゃんと見えてますよ！」と手を振るなど、ファンを思いやる場面もあった。

　また、「20歳になって、こういうことをやったら楽しいよ！というオススメはありますか？」と家入さんが問いかけると、「お酒を飲む」「一人旅をする」「ドイツ語を勉強する」「滝修行をする」など客席からたくさんの返事が返ってきた。その一つ一つに「お酒は周りの大人たちを見ていて、楽しそうだなって。一人旅は京都がいいかな。ドイツ語は無理かも。滝修行はすでに計画を立てている」と丁寧に答える姿も印象的だった。

　「20歳になると、いろんなことに責任を持たなくちゃいけなくて、それは怖くもあるけれど、見方を変えるといろんなことに挑戦していけるということでもあります。もっといろんな体験をして、もっといろんな曲を歌っていきたいです。20歳になってからも、どうぞよろしくお願いします！」と決意を語った家入さんに、ファンからは大きな拍手が送られた。

　ライブ終了後の会見では、「20歳になったら、デビュー前から支えてくれているスタッフとお酒を飲んで語り合いたい」と話した家入さん。「最初はやっぱりビールかな。“とりあえずビール！”って言いたいので……」と、笑顔で話した。またライブのMCで「滝修行を計画している」と語った件については「ステージで緊張しなくなるにはどうしたらいいか、ジムのトレーナーさんに相談したら、精神を鍛えるには滝修行がいいと勧められて。ただ何日かお休みが必要なので、来年か再来年か……いつか必ずやりたいです」と、前向きにコメントした。

　この日は、2015年5月4日の東京・日比谷野外音楽堂を皮切りにした全国ツアー「家入レオ 4th ワンマン Tour」の開催が決定したことも発表された。家入さんが、20歳になって最初のツアーでどんな大人の表情を見せてくれるか楽しみだ。（リポート：榑林史章）