木村カエラ:劇場版ムーミンで声優初挑戦 「予想以上に楽しかった」

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」で長編アニメの声優に初挑戦した木村カエラさん
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劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」で長編アニメの声優に初挑戦した木村カエラさん

 歌手の木村カエラさんが 2015年2月13日公開の劇場版アニメ「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」で長編アニメの声優に初挑戦していることが8日、明らかになった。「ムーミン」の大ファンという木村さんは、初アフレコについて「予想以上に楽しかったです。自分じゃないキャラクターになれる開放感というか快感がありました(笑い)。言葉だけで、ここまで抑揚をつけて感情的に話すことはないので、大げさに演じる感じが面白かったです。やっぱり、サウンドやリズムのあるレコーディングとは違いますね」と喜びを語っている。

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 映画はムーミンの原作者トーベ・ヤンソンの生誕100周年記念作。ムーミン谷を抜け出し、南の海へとバカンスにやってきたムーミン一家。わくわくしていた気分もつかの間、フローレンとムーミンパパは貴族の豪華でぜいたくな暮らしにすっかりとりこになってしまう。そんなふたりに腹を立てたムーミンとムーミンママは、ホテルから飛び出してしまい……というストーリー。木村さんは、ムーミンたちがバカンス先で出会う、猫しか愛することができないというコンプレックスを持った犬「ピンプル」を演じる。

 木村さんは、映画のイメージソング「eye」も書き下ろしており、「もともとのアニメの主題歌だった『夢の世界へ』という曲がすごくすてきで、その美しさや歌詞の深さが大好きだったんです。なので、今回この曲からイメージを受けて作っていきました。切なくて、きれいな曲になるようにって」と説明。劇中で水着を見たフローレンにムーミンが「まるで裸みたいじゃないか」というセリフが印象に残っているといい、「ふざけてるのか? と思いつつ、ムーミン谷でも裸のはずの彼女に対して、都会の南の海に行ったときにだけそう言うのって、見え方が変わっちゃってるんだなって。きっと、本当に大事なことは目で見ているんじゃなくて、心の目で見ている、ということなのかなと。自分なりの解釈でもあるんですけど、そこから歌詞を広げていったりもしました」と語っている。

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