PS4:中国での発売延期へ

中国での発売延期が決まったSCEの家庭用ゲーム機「プレイステーション4」
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中国での発売延期が決まったSCEの家庭用ゲーム機「プレイステーション4」

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は11日から中国で発売予定だった家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)4」と携帯ゲーム機「PSVita」の発売を延期することを決めた。新たな発売時期は未定。ゲーム機の販売には中国当局からの許可が必要で、SCEは「当局から申し入れがあった。対応の調整に時間を要するために延期になった」と話している。調整の詳細は明らかにしていない。

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 中国では、1980年代に任天堂のファミリーコンピュータが人気となったものの、2000年に「青少年に悪影響を及ぼす」として「ゲーム機禁止令」が施行され、一時的に緩められた時期はあったものの、原則としてゲーム機の製造・販売・流通が禁止されていた。しかし2014年1月、中国政府は上海に開設した上海自由貿易試験区で、外資系企業にテレビゲームの製造・販売を解禁すると発表。SCEは、中国の政府系企業「上海東方明珠」と合弁会社を設立。PS4の発売に向けて準備を進めていた。

 PS4は、高精細な映像に加え、ゲームのプレー動画をネット上で共有できるなどのソーシャルネットワーク要素を追加し、データ処理に負荷のかかる計算を別のコンピューターやサーバーにさせるクラウド技術を活用した高性能の家庭用ゲーム機。2013年11月に発売され、2015年1月4日までに世界で1850万台を販売。同社のゲーム機で最も速いペースでの普及が続いている。

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