手塚とおる:初主演ドラマに「大変さ日々実感」

「太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~」の取材会に登場した手塚とおるさん
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「太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~」の取材会に登場した手塚とおるさん

 俳優の手塚とおるさんが9日、東京都内で連続ドラマ「太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~」(テレビ東京ほか)の会見を行った。今回ドラマ初主演の手塚さんは、全話の半分まで撮り終えたという撮影を「楽しいんですけど、こんなに大変なんだって、日々実感しています。毎日インプットして、アウトプットして……」と苦労を語り、「1話を2日くらいで撮影しているので、台本の半分を覚える作業が大変。30代まではせりふ覚えには自信があったのに、50歳過ぎると、覚えたと思ったのに忘れたりして。自分が信じられなくなる」と嘆いてみせた。

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 会見には、ドラマで手塚さんと“太鼓持ちの達人”を演じる柄本時生さん、木南晴夏さんも出席した。手塚さんは3人の共通点を「かなりの人見知りで気遣い屋」といい、「全員、太鼓を持つ気質がある」と分析。記者から“太鼓持ち”をリクエストされると、「時生さんは、クールで客観性があって、自分と役に距離感がしっかりとれている。この年代の役者さんでは珍しい。木南さんは女優さんとしてズバ抜けている。すごい人。僕みたいなもうそろそろ死ぬ人間からすると、こういう才能の人たちと共演できてうれしい」と2人を絶賛し、柄本さんを「すごい、太鼓持ちだ……!」と驚かせた。

 ドラマは、手塚さん、柄本さん、木南さん演じる“太鼓持ちの達人”が、口下手な迷える人々に絶妙なほめフレーズを授ける処世術ドラマ。3人はコミュニケーションに悩む人たちを救うオンラインシミュレーションゲーム上のキャラクターでありながら、普段は小市民として生活している、という設定。12日から毎週月曜午後11時58分に放送(初回は深夜0時28分から)。

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