国仲涼子:デビュー17年目 自分の“いやな顔”も受け入れられるように

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 女優の国仲涼子さん(35)が、杏さん主演で放送中の“月9”ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」(フジテレビ系)に出演中だ。国仲さんは、杏さん演じる藪下依子とデートを重ねる、長谷川博己さん演じる谷口巧の幼なじみで元ヤンキーの島田佳織を演じている。今年でデビュー17年目を迎える国仲さんの理想の女性像や女優としての転機を聞いた。

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 ◇上品な女性に憧れ 「生活をしっかりしていけば…」

 ドラマでは、デートに不慣れな巧の相談に乗り、時には“ヤンキー口調”で叱咤(しった)することもある情に厚い佳織をキュートに演じている国仲さん。目指す女性像は「上品な女性」だ。

 「このような役をやらせていただいて言うのも変ですが」と前置きしつつ、「上品な女性になりたいです。40代、50代になって『上品だね』って言われたい」という。国仲さんが目指す上品とは「(外見の)何がすてきとかではなくて、中から出てくる雰囲気が大事なのかな。女の人の色気みたいなもの」と考えている。

 そんな上品さを「どうやって出していくか分からない」と言いながらも、「落ち着きなのかな。生活をしっかりしていけば落ち着いてくるのかなと思います」と語った。

 ◇「映りを気にする自分」から心境の変化

 また、17年目を迎えた女優としての転機を聞くと、今回の佳織役が「転機になるかもしれない」と話す。元ヤンキー役は初めてで「毎回新しい役をいただくと新しくリセットされる気持ちになるんですが、まさかこのような役がくるとは思っていなかったので、新しい自分探しができるいい機会なのかなと思います。もしかしたら、何かを変えてくれるんじゃないかな」と“予感”を口にする。

 これまで出演した作品では、自分の出演シーンの撮影が終わると「モニターチェックをこまめにしていた」という。そこでは「『もうちょっとあごを引いておけばよかった』などと、(自分の)映りを意識する自分がいた」と明かし、「この前、(ヒロインを演じたNHK連続テレビ小説)『ちゅらさん』のときはモニター映りを考えてなかったなと、ふと思った」ことも作用し、心境に変化があった。

 「今回はメークをあまりしていないし、まゆげも茶色く染めているし、モニターを見たら(怒っている顔も多くて)『やだ、この顔!』っていうのが多いんですが、でも逆にそれもアリかなって思うようになりました」と受け入れるようになった。「モニターを見たら女っぽく演じちゃいそう」といい、今回はモニターをあまり見ていないそうで、「映りを一切気にしないって心に決めました」と笑顔を見せた。

 次回は「デート~恋とはどんなものかしら~」での役作りなどについて聞く。

 <プロフィル>

 くになか・りょうこ。1979年6月9日生まれ。沖縄県出身。98年のバラエティー番組「アイドルハイスクール 芸能女学館」(フジテレビ)にレギュラー出演した後、翌99年にドラマ「L×I×V×E」(TBS)で女優デビュー、同年、深夜ドラマ「悪いオンナ『プレイヤー』」(TBS)でドラマ初主演を果たす。2001年のNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」でヒロインを演じて、数々の新人賞を受賞。同年に山本周五郎原作の連続ドラマ「五瓣(ごべん)の椿」(NHK)で時代劇初出演ながら初主演を務めた。現在は、ドラマや映画、CMなどで活躍している。今回は12年10月期の連ドラ「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」以来のフジテレビ連続ドラマ出演で、月9出演は11年4月期の「幸せになろうよ」以来、約4年ぶりとなる。

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