村上虹郎:父・ムラジュンは「目標ではない」

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 俳優の村上淳さんと歌手のUAさんの長男で俳優の村上虹郎(にじろう)さんが15日、東京都内の神社で行われたWOWOWの連続ドラマ「天使のナイフ」のヒット祈願イベントに学ラン姿で登場。虹郎さんは「目標にしている俳優はいない」といい、好きな俳優として「(1993年に亡くなった米俳優の)リバー・フェニックス」の名前を挙げると、「(父の)ムラジュンさんではないんですか」との質問には「(俳優として)尊敬はしているけど、目標ではない」ときっぱりと答え、報道陣を驚かせた。

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 ドラマは、薬丸岳さんのデビュー作で2005年に江戸川乱歩賞を受賞した「天使のナイフ」が原作で、少年犯罪における贖罪(しょくざい)の意味を問う小出恵介さん主演の社会派ミステリー。虹郎さんは、13歳の時に主人公・桧山貴志(小出さん)の妻・祥子を殺害した3人の少年のうちの1人「少年C」を演じている。

 昨年、映画「2つ目の窓」(河瀬直美監督)で俳優デビューを果たした虹郎さんは、テレビドラマに出演するのは今回が初めて。「同年代の男子と絡むのは初めてで、新鮮だし、うれしかった」と笑顔を見せ、「永山耕三監督の演出が面白くて、意外性を楽しんだ」と撮影を振り返った。

 また、清水尋也さん演じる「少年A」の“パシリ”となる「少年C」という自身の役柄については「自分の方が(実際には)年上なんで、後ろをついていく役には『ん?っ』と思う時もあった」と冗談まじりに語り、「清水君についていくという役は全うできた」と満足そうに話していた。

 連続ドラマW「天使のナイフ」は全5話。WOWOWプライムで22日から毎週日曜午後10時放送。第1話は無料放送される。

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