岩井俊二監督:音楽プロデューサー小林武史との出会い語る

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 劇場版アニメ「花とアリス殺人事件」の岩井俊二監督が16日、複合映画館「バルト9」(東京都新宿区)でこれまで数々の作品でタッグを組んだ音楽プロデューサーの小林武史さんとトークショーを行った。2人はサザンオールスターズの桑田佳祐さんのPVの仕事で出会ったといい、岩井さんは「まだ若かりしころでしたけど、プロデューサーとして桑田さんにあれこれ言っててすごい人がいるなっていうのが第一印象でしたね」と小林さんの当時の印象を語った。

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 一方、小林さんは、「スタジオで、大学にいるんだけどすごい面白い監督というかビデオの人がいるとスタッフから聞いていて、“いわい”ってひらがな3文字がその時初めて頭にインプットされた」と当時を振り返っていた。

 今回のトークショーは、自身初の長編アニメ「花とアリス殺人事件」の20日公開を記念して18日まで同所で開催されている「岩井俊二映画祭」のイベントとして実施された。これまで、岩井監督の映画「スワロウテイル」(1996年公開)や「リリイ・シュシュのすべて」(2001年公開)などで音楽を担当した小林さんは、岩井監督の新作「花とアリス殺人事件」について、「すごく面白かった。岩井俊二ここにたどり着いたかって納得感がすごくあって、もちろん役者を実写で撮るうまさもあるけど、アニメとしてもそこに吹き込んでいく岩井俊二独特のリアリティーが一緒なんだなって思いました」と絶賛していた。

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