俳優の斎藤工さんがこのほど、沖縄県で開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」の会場で取材に応じ、海外メディアに対して「アジアにとても興味がある」とアピール。「いろんな国の方たちと映画という共通項で、一緒にものを作れたりしたらいいなと思いますし、そういう時代だと思う。映画で旅をするのが目標です」と、映画製作への熱い思いを語った。
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斎藤さんは、主演映画「虎影」(西村喜廣監督、6月20日全国公開)のワールドプレミア上映のため、同映画祭に出席。昨年放送されたドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)でのセクシーな演技で人気が中国まで及んでいるのを記者から聞くと、「日本の範囲に対して表現しているつもりは全くなくて、ステージをどんどん広げていきたい」と意欲をみせ、「アジアに興味があるので、関わっている作品が自然に海を越えているのはうれしいですけれど、それ以上にもっと僕自身が海を渡りたい」と熱っぽく語った。
また昨年、監督として2本の短編映画と3本のミュージックビデオを手がけ、その中の短編映画「半分ノ世界」が国際エミー賞のデジタル部門にノミネートされたことについて斎藤さんは「もともと役者志望というよりは映画を作りたくてこの世界に入った」「受け身だけじゃないものを探せた1年。(役者を始めて)15年かかりましたが、したかったことが形になった」と喜びをみせた。
「虎影」は、かつて最強と呼ばれた忍者の虎影が主人公。“抜け忍”となり、里で妻子と穏やかに暮らしていた虎影の前に、隠された財宝を手に入れようとする忍者の首領が現れ、息子を人質にとられた虎影は、家族を守るため再び刀を手に取り、首領の命令に従って、財宝を奪いに行く……というストーリー。
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