今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。25日には、ディズニーの不朽の名作アニメーションを実写化した「シンデレラ」(ケネス・ブラナー監督)、岩明均さんの名作SFマンガを実写化した2部作の後編「寄生獣 完結編」(山崎貴監督)、「アウトレイジ ビヨンド」(2012年)から2年半ぶりの北野武監督の最新作「龍三と七人の子分たち」などが公開される。
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「シンデレラ」は、「ヘンリー五世」「ハムレット」などシェークスピア作品を多く手がけ、俳優としても活躍するブラナー監督がメガホンをとった作品。シンデレラをドラマ「ダウントン・アビー~貴族とメイドと相続人~」のリリー・ジェームズさん、王子をドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデンさんが演じ、原作から表面的には大きなひねりを加えずに、「自分の決断で幸せを切り開いていくヒロイン」という現代的なシンデレラ像を描き出した。新作短編アニメーション映画「アナと雪の女王/エルサのサプライズ」も同時上映される。
「寄生獣 完結編」は、2014年11月公開の前作に続き謎の寄生生物・パラサイトが右手に寄生した高校生・泉新一(染谷将太さん)と、他のパラサイトとの戦いが描かれる。組織化したパラサイト達と人間との市役所での攻防、人間の子を産んだパラサイト・田宮良子(深津絵里さん)の行く末、最強のパラサイト・後藤(浅野忠信さん)と新一の壮絶な戦いなど盛り込まれ、見どころ満載。一方で、新一と同級生の村野里美(橋本愛さん)との恋愛にも重点が置かれ、ラブストーリーとしても楽しめる。
「龍三と七人の子分たち」は、家族から疎まれている元ヤクザのボスが、オレオレ詐欺に引っかかりそうになったことをきっかけに、若い者に勝手なマネはさせられぬと、昔の仲間を招集し、世直しに立ち上がる……というストーリー。主演は藤竜也さんで、近藤正臣さんとともに北野組初参加。そのほか中尾彬さん、品川徹さんらも出演し、平均年齢72歳のベテラン俳優たちのパワーに圧倒され、ワクワクする映画に仕上がった。
このほか、目の前で兵士に両親を殺され、口がきけなくなったチェチェンの少年を主人公にした「あの日の声を探して」(ミシェル・アザナビシウス監督)が24日に公開。また25日には、浅田次郎さんの小説が原作で、ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)で杉下右京役で知られる水谷豊さんが、天才売れっ子作家の北白川右京を演じることでも話題の「王妃の館」(橋本一監督)、吉本ばななさんの小説を女優の安藤サクラさん主演で映像化した「白河夜船」(若木信吾監督)、2度のトニー賞受賞を誇るソングライターのジェイソン・ロバート・ブラウンさんの同名ミュージカルが原作の「ラスト5イヤーズ」(リチャード・ラグラベネーズ監督)が公開される。
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