錦織圭選手:調子持続すれば「優勝まである」 全仏オープン4回戦後会見

全仏オープンテニスでベスト8入りを果たした錦織圭選手 写真:アフロ
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全仏オープンテニスでベスト8入りを果たした錦織圭選手 写真:アフロ

 テニスの世界4大大会(グランドスラム)第2戦「全仏オープンテニス」の4回戦でロシアのティムラズ・ガバシュビリ選手にストレート勝ちし、日本人選手として82年ぶりのベスト8に進出した錦織圭選手に試合後の印象、次戦の意気込みなどを聞いた。大会の模様はWOWOWで連日生中継されており、錦織選手が地元フランスのジョーウィルフライ・ツォンガ選手と対戦する準々決勝は2日にWOWOWライブで生中継される。

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 --雨で集中力が途切れそうになると思いますが、どうでしたか?

 問題はなかったと思います。少しやりづらいシチュエーションではありましたし、久しぶりに待機をしながら、試合中もけっこう雨が強く降っていた時もあったので。球が重くなったり、少しこの前の何試合かとは違うシチュエーションだったので、集中力をより強く高めないといけない場面は多くあったと思います。

 --開幕前に自信を持って臨める全仏オープンと自身で語っていました。

 そうですね。まずは一つのゴールをクリアしたので。ここからどんどん強い相手が出てきますし、よりタフな戦いになってくるので、今までのいいテニスができていれば優勝まであると思いますし、一つずつ戦っていきたいと思います。

 --試合ですが、サービスゲームは非常に安定していたかなと思いますが、ファーストサーブを安定して入れた感じですか?

 風もあり、球も重かったので、なかなかエースを取っていく状況ではなかったので、スピンサーブもいつもよりは少し交ぜていたと思います。おかげで確率もどんどん上がっていたので。セカンドサーブもそんなに攻められることなくいけていたので、サーブは今日は……。まあ最後の方は少し入らない場面もありましたけど、ほぼ良かったと思います。

 --これまでのベスト8に比べて、体力面、精神面、達成感とかで違いはありますか?

 この大会では初めてですけど、もう慣れてきたのもあり、そんなに驚かなくはなってきましたね。(3回戦は対戦相手が棄権して)1試合やってないのもありますけど、まだまだ体力に余裕があるので。そこらへんはすごく次の試合を戦う上でも自信になりますし、出だしから100%でいけるきっかけにもなるので。そんなに「ベスト8だ」という感じはないですね。

 --錦織選手のプレースタイルが、クレーに新しいスタイルを持ち込んだという言われ方をしています。取り組んできたことなのか、昔からやっていることでしょうか?

 去年からクレーでの戦い方は変えているので、それがクレーでのひらめきを覚えた瞬間でもあります。どんどんクレーでも打っていけるのは、ウイナー(相手がボールに触れずに決まるショット)も取れるっていうのは感じているので、自分のテニスが良くなったプラス、テニスを変えてきた、取り組み方をクレーで変えてきた……それが今クレーで活躍できているキッカケだと思います。

 --次はツォンガ選手との対戦となります。過去の対戦では有利ですが、地元の選手と戦う難しさはあると思います。

 地元の選手の怖さっていうのは少なからずあります。特に全仏オープンの応援はなかなかすごいので。不得意な相手ではないですが、サーブとフォアが強烈というのはあります。クレーで対戦した記憶がないので、どんな展開になるのかは、やはりしっかり最初の数ゲームで、感じながらプレーしていかなければいけないと思います。

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