諸國沙代子アナ:元ミス東大の新人は行動派虎党 目指すは庶民派

インタビューで「大阪ほんわかテレビ」抜てきの心境を語る諸國沙代子アナウンサー
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インタビューで「大阪ほんわかテレビ」抜てきの心境を語る諸國沙代子アナウンサー

 入社2カ月あまりで読売テレビの長寿バラエティー番組「大阪ほんわかテレビ」のレギュラーに抜てきされた元ミス東大の新人・諸國沙代子アナウンサー。26日の放送回から人気コーナー「情報喫茶店」に登場する諸國アナに出演が決まったときの心境や今後の目標などを聞いた。

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 ◇大抜てきに「言葉を失った」

 現在の状況を「恐縮しきり」といい、「聞いた時はびっくりして言葉を失いました。入社したてのこの時期に……。(「大阪ほんわかテレビ」は)私と同い年ぐらいの番組なので。長く愛されてきた番組に関わることができるとは思っていなかった」と当時の心境を振り返る。

 自身が抜てきされた理由を尋ねてみると「想像もつきません。今でも夢のような気がしています」といい、「タイミングと縁に感謝としか言いようがないですね」と続ける。初収録は「ずっと緊張していて、地に足が着いていない状態」で終えたが、収穫もあった。「最初のMCの時に、スタッフの方にもっと肩の力を抜いてと言われて。で、料理人の方が戦う会場の中継の時はもっとおごそかな感じと言われて……一つの番組でもいろんな声色や雰囲気が求められるんだと思いました」と現場で得た成果を語る。

 ◇熱狂的な阪神ファン

 野球観戦が趣味のひとつで、物心ついたときから大の阪神ファン。学生時代は高知や宜野座で行われたキャンプも見にいき、「大学3、4年生の時は関東の試合はほぼ全試合見にいっていました」と熱く語る筋金入りの“虎党”だ。「阪神が優勝したときに、優勝特番に少しでも関わることができたら、もう思い残すことはないですね」と笑う。

 「好奇心のままに行動することが好き」と語るように好きなことに対してはどこまでも行動的だ。興味の向くことへは労力を惜しまず動く。学生時代には、テレビ番組でスペインのトマト祭りを見て「私もこれぐらいトマトまみれになりたい」と思い、スペイン語を勉強。翌年にはヨーロッパ一周旅行のラストを飾るイベントとして念願のトマト祭りに単身参加した。祭りが終わった後には「あざだらけです。トマトを押し付けてくる人もいて……Tシャツも破れました」と散々だったが、「トマトまみれになれました」と楽しそうに思い出を振り返る。

 ミス東大は主催側から誘われて出場した。見事グランプリに輝いたが、特にそれで得をしたことはないという。ただ、ステージから客席を見渡すと、応援に来ていた地元の友だちや大学の友だちが飛び跳ねて応援しているのが見えた。「その姿を見たときに出てよかったなと思いました」と感慨深げに語る。

 ライバルのような存在はいるのだろうかと聞いてみると、「考えたこともない」と即答。今は、「早く一人前のアナウンサーになれるように努力するのみです」と控えめに語る。目標に挙げるのは山陽放送の奥富亮子アナウンサーだ。「視聴者には“トメちゃん”という愛称で親しまれていて。近所のお姉さんみたいで、毎日の生活に近い存在だったんですね。そういう存在になれたらいいなと思います」と明かす。やってみたいのは、街頭インタビューのような、視聴者と直接触れ合える仕事。「関西のみなさまに直接会えるロケやリポートを中心にしていきたいです」と将来の意気込みを語っていた。

 <プロフィル>

 しょこく・さよこ。1992年、岡山県生まれ。東京大学農学部卒。在学中の11年度にミス東大に輝く。15年4月に読売テレビに入社。「大阪ほんわかテレビ」26日放送回からレギュラーとして出演。趣味は阪神タイガースの応援とホットヨガ。好きなものは阪神タイガースとビールとしめ鯖。モットーは阪神タイガース03年度スローガンの「NEVER NEVER NEVER SURRENDER」。

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