黒木瞳:映画監督デビュー 「身に余る光栄」

映画「嫌な女」で映画監督に初挑戦する黒木瞳さん
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映画「嫌な女」で映画監督に初挑戦する黒木瞳さん

 女優の黒木瞳さんが、映画「嫌な女」で映画監督に初挑戦することが23日、明らかになった。黒木さんは「身に余る光栄」と喜ぶ一方で、「クランクインを前に、私は極度の緊張感に包まれている」と現在の心境を語っている。公開は2016年予定。キャストは今後発表される。

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 「嫌な女」は、桂望実さんの小説が原作。男をその気にさせる天性の詐欺師・夏子と、遠縁で真面目一徹の弁護士・徹子。対照的な2人の女性が向き合い、人生をかみ締める姿を描く。脚本は、映画「小野寺の弟・小野寺の姉」やNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016年度上期放送予定)の西田征史さんが担当する。

 黒木さんは、監督に挑戦しようと思ったきっかけを「言うまでもない。『嫌な女』という小説に出会ったからだ」と言い、「徹子と夏子を通して見えてくる人生の風景、人と人との絆、そして、誰にでも訪れる老い。それでも“人生捨てたもんじゃない”と思わせてくれる爽やかな読後感を、私は、映画『嫌な女』で感じたいと思ったのだ」と明かしている。

 撮影は8月1日からで、東映東京撮影所や関東近郊でのロケを予定している。黒木さんは撮影に向けて、「演者とは全く違う景色が、私をどうつき動かすのか楽しみにしているのと同時に、これから訪れる未知なる日々が、スタッフ、出演者にとっては最高の日々になるようにと、今はそれだけを願っている」とコメントを寄せている。

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