桜ノ雨:実写映画が来春公開 主演は14代目リハウスガールの山本舞香

実写映画「桜ノ雨」で主役を演じる山本舞香さんと、小説版の表紙
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実写映画「桜ノ雨」で主役を演じる山本舞香さんと、小説版の表紙

 音楽ソフトが生んだ中高生の定番卒業ソングとして話題になった「桜ノ雨」の実写映画版が2016年春に公開され、主役の未来(ミク)役に、「三井リハウス」の14代目リハウスガールを務めた山本舞香さん(17)が演じることが10日、明らかになった。合わせて山本さんが演じる未来の制服姿も公開され、山本さんは「(映画の)初主演が『桜ノ雨』という親しみのある作品で良かったと思います。私も初めて歌のソロに挑戦しました」と話している。

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 「桜ノ雨」は08年にボカロPのhalyosyさんが歌声合成ソフト「初音ミク」を使い、ニコニコ動画で発表した曲で、動画の再生数は3000万回以上を記録した。09年から中高校の卒業式で歌われるようになり、若い世代の間では定番の卒業ソングとして知られている。

 実写映画は、12年に発売されて20万部を発行した同名の小説版(PHP研究所)を基にした。自然に恵まれた小さな町の高校合唱部を舞台に、自分だけが取り残されてしまっているような不安を抱える17歳の少女が、部活や友情、恋愛を通して、少しずつ手探りで自分の居場所を見つけ出だそうとする姿を描いている。

 山本さんは、映画「劇場版 仮面ティーチャー」や「暗殺教室」などにも出演している女優。未来が思いを寄せるハル役を「マッサン」などにも出演した浅香航大さん、蓮(レン)役を実写映画「魔女の宅急便」などの広田亮平さん、瑠華(ルカ)役をCanCam専属モデルの久松郁実さんがそれぞれ担当する。halyosyさん自身が原作・原案として参加する。監督は、第24回ゆうばり国際映画祭のオフシアター・コンペティション部門で北海道知事賞を受賞した映画「リュウグウノツカイ」のウエダアツシさん。ロケは静岡で実施したという。

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