人気子役の本田望結さん(11)が19日、東京都内で行われた初主演映画「ポプラの秋」(大森研一監督)の初日舞台あいさつに出席。公開初日を迎えて「今日を迎えられてうれしいです」と笑顔を見せ、「手紙がテーマの作品です。大家のおばあさんが中村玉緒さんだったから、お母さんが大塚寧々さんだったから、そして大森監督がいたからできた作品だと思います。私が9歳のときにしかできなかった演技だとも思います」と周囲にも配慮しつつ、しっかり作品をアピールした。
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舞台あいさつには、中村さん、大塚さん、大森監督も登壇した。撮影から1年半ぶりに本田さんに会ったという中村さんは「大人になりましたねえ」と目を細め、「女優もやって、スケートもやって……。両方ずっと続けていただきたい」とその多才ぶりを絶賛。また、「映画ではNGになんべんも付き合っていただいて。本当にその節はお世話になりました」と恐縮し、涙のシーンでNGを連発したことに触れ、「ご迷惑をおかけしました。でも、なんであんなに涙出るの?」と本田さんの熱演に舌を巻いていた。
「ポプラの秋」は、世界10カ国で翻訳されている湯本香樹実(ゆもと・かずみ)さんのロングセラー小説を映画化。父親を亡くした少女が、“天国の郵便配達人”のおばあさんと出会って笑顔を取り戻していく姿を描く。少女役を本田さん、おばあさん役は中村さん、少女の母親役を大塚さんが演じている。
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