中山優馬:画家・中原淳一描いた舞台で主演

中原淳一(右)と女性誌「それいゆ」の挿絵
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中原淳一(右)と女性誌「それいゆ」の挿絵

 歌手で俳優の中山優馬さんが、昭和初期の人気画家・中原淳一が美を追求する姿を描いた舞台「それいゆ」で主演を務めることが13日、明らかになった。主人公の中原淳一を演じる中山さんは「普段から、人前に立つ仕事をしているので、“希望”や何かを伝えるという意味では中原淳一に通じる部分はあるかもしれませんが、その人、そのキャラクターをちゃんと自分の中でかみ砕いて、中原淳一という“人”を演じたいと思っています」と意気込みを語っている。

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 舞台は、昭和初期に少女雑誌「少女の友」の人気画家として活躍し、ファッションやイラストレーション、ドールアートなどでも先駆的な存在となった中原の“美”を追求する生きざまを描く。脚本は「S-最後の警官」などの古家和尚さんで、古家さんが舞台の脚本を書き下ろすのは初めて。演出は関西テレビの木村淳さんが担当する。

 「今はまだ、中原淳一やその時代背景(戦中戦後)を学んでいる途中」という中山さんは、舞台について、「この物語は、中原淳一という“人”と、テーマである“美しく生きる”というところを、“美しく生きる”という言葉だけではなく、その本質の部分、その奥深さを追求するというところが見どころになると思います」と説明。また、「“美しく生きる”ということ自体はいつの時代も変わっていないような気はします。誰もが持っているテーマであり、その人間の本質というか、どうやって一生を過ごすかという事だと思います。そういったところをしっかりかみ砕いて、中原淳一をお届けしたいと思います」とコメントを寄せている。

 舞台は、大阪公演が5月26~29日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪市北区)で、東京公演が6月1~5日にZeppブルーシアター六本木(東京都港区)で開催される。

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