今月17日にニューシングル「Hello To The World」をリリースする家入レオさんが、東名阪3公演のツアー「家入レオ LIVE at Zepp 2016 ~two colours~」の初日となる東京公演を2日、Zepp Diver City(東京都江東区)で開催した。家入さんは「2016年一発目のライブ。アルバム中心の構成とは違う、普段とは違った雰囲気でお届けします。自由にいろんな角度から楽しんでください」と語り、自身を含む3人でアコースティックギターをかき鳴らした「サブリナ」のブルージーなバージョンでステージは幕を開けた。全曲普段とは異なるアレンジで披露されたほか、シングル「Hello To The World」収録の新曲や初回限定盤に収録された洋楽のカバーも披露。切ない曲はより切なく、ロックナンバーはより強いロックに……「two colours」というタイトル通り、二つの表情で観客の目と耳をくぎづけにした。
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家入さんは、「miss you」やシンディ・ローパーさんのカバー「Time After Time」、「Silly」などはピアノやバイオリンを中心にした静かなサウンドをバックに、しっとりと歌い上げた。物語の主人公を演じるかのように、シンプルかつ印象的なスポットライトの演出で、舞台を見ているような雰囲気の中で歌を披露。その様子に観客は、息をのみじっとステージを見つめ、彼女の歌声に引き込まれていや。一転ロック色の強いバンド演奏をバックに、熱くエモーショナルな歌声も聴かせる。「純情」では黒いエレキギターを弾きながら熱唱。エレキを携えた立ち姿がカッコよく、観客も歓声を上げて見とれていた。また、ニューシングルの表題曲「Hello To The World」とカップリング曲「オバケのなみだ」も初披露。「Hello To The World」を歌う際には、「『君がくれた夏』が予想以上の反響があり、ここを分岐点にして新たな一歩を踏み出さないといけないと感じました。2016年を駆け抜けていく、今から新しい一歩を踏み出していくんだ、という気持ちを込めた曲です」と、曲に寄せる思いを語った家入さん。明るく爽快なロックチューンに乗せて、2500人の観客は手を上げて一緒に歌い、会場が一体となった。
この日、初のホールツアーとなる「家入レオ 5th ワンマンTour 2016」の開催もサプライズで発表。このツアーは、9月17日の埼玉・三郷市文化会館 大ホールを皮切りに、12月10日の東京・東京国際フォーラムホールAまで、全国20カ所20公演で開催される。
(取材・文:榑林史章)
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