俳優の大泉洋さんが9日、東京都内で行われた「第58回ブルーリボン賞」の授賞式に出席。主演男優賞を受賞した大泉さんは「東京でお仕事をさせてもらうようになったのが30歳の時、2004年でして。北海道の仲間と仕事しながら、その安心感の中で戦えたのが良かった。私には合っていた」と振り返ると「(演劇ユニットの)『TEAM NACS』のメンバーがいて、私は何かあればそこに戻れたというのもありましたし、何かあれば北海道のお仕事もあると思えたので、すごく気軽に12年間、東京でやれました。それを許してくれた北海道と東京の事務所に改めて感謝したいと思います」と語った。
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また大泉さんは「『保険かけていてずるい』って言われたこともありましたが」と苦笑しつつ、「地元でなんか仕事を続けながら東京で大きな仕事もやってみたいという人は、この方法論をおすすめしたい、そう思えたブルーリボン賞でした」と力を込めた。
ブルーリボン賞は、在京スポーツ新聞7社の映画担当記者で構成される東京映画記者会が制定する映画賞。大泉さんのほか、主演女優賞の有村架純さんらも授賞式に出席。司会は昨年の主演男優賞と主演女優賞に輝いた浅野忠信さんと安藤サクラさんが務めた。
作品賞:「日本のいちばん長い日」(原田眞人監督)▽主演男優賞:大泉洋「駆込み女と駆出し男」▽主演女優賞:有村架純「ビリギャル」「ストロボ・エッジ」▽助演男優賞:本木雅弘「日本のいちばん長い日」「天空の蜂」▽助演女優賞:吉田羊「ビリギャル」「愛を積むひと」「脳内ポイズンベリー」▽新人賞:石井杏奈(E-girls)「ソロモンの偽証 前篇・事件」「ソロモンの偽証 後篇・裁判」「ガールズ・ステップ」▽監督賞:橋口亮輔「恋人たち」▽外国作品賞 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(ジョージ・ミラー監督)
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