宮澤佐江：卒業コンサートで涙　松井珠理奈は「SKE48ピンチ」と弱音も

　アイドルグループ「SKE48」が5日、日本ガイシホール（名古屋市南区）で宮澤佐江さんの卒業コンサートを開催した。宮澤さんはアンコールで自身のイメージカラーである黄色とブルーの2色のサイリウムで会場が照らされるサプライズに思わず涙。メンバーから「SKE48に来てくれて本当にありがとう」と声をかけられると大粒の涙を見せつつ、元気な笑顔で「SKE48のみんな愛してます。ファンのみなさん大好き。ありがとう！」と感謝し、ステージを後にした。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　宮澤さんがステージを去ると、松井珠理奈さんが「佐江ちゃんにはいろんなことを教えてもらい、本当にいい方向にSKE48が変わっていったと感じているます。正直これから不安だなという気持ちがあります。佐江ちゃんだけじゃなく、SKE48はいろんなメンバーが卒業していったので、その現実を受け止めなきゃなって思います。今、すごくSKE48ピンチだな」と弱気な発言も。

　それでも、ファンから「俺たちがついているぞ！」と激励の声が沸き起こると、「これからもみんなで一生懸命に力を合わせて頑張っていくことしかできないと思いますし、これからは何があっても崩れることのないSKE48を作っていきたいと思いますので、みなさん、これからも私たちに力を貸してください。よろしくお願いします」と呼びかけた。

　宮澤さんの卒業コンサートは「みんな、泣くんじゃねえぞ。宮澤佐江卒業コンサート in 日本ガイシホール」と題して、3、4の両日に開催され、2日間で合計1万6000人を動員。4日は宮澤さんがソロで歌う「奇跡は間に合わない」で幕開けし、「ごめんねSUMMER」「バンザイVenus」などのシングルヒット曲メドレーのほか、宮澤さんと北川綾巴さんによる「狼とプライド」、SKE48とAKB48のダンス曲メドレー、新曲「チキンLINE」や「パレオはエメラルド」「オキドキ」といった人気曲が披露された。

　アンコールでは、30日発売の最新シングルに収録される宮澤さんの卒業ソング「旅の途中」を初披露。卒業セレモニーで宮澤さんは、ファンやスタッフ、家族やメンバーへの感謝を語り、「見てくれている人は必ずどこかにいる」とメンバーにメッセージを残し、大好きな曲だという「約束よ」を全員で歌唱。花道に並ぶメンバーの一人一人に声をかけ、抱き合いながら別れを惜しんだ。この日のコンサートでは宮澤さん卒業後の新体制も発表。宮澤さんは今後、31日にSKE48劇場で卒業公演、4月1日にはAKB48劇場で2期生10周年記念旧チーム特別公演に出演する予定。

　◇SKE48新体制（敬称略）

　SKE48・キャプテン：斉藤真木子▽チームSリーダー：矢方美紀／副リーダー：松本慈子▽チームK2リーダー：大場美奈／副リーダー：内山命▽チームEリーダー：須田亜香里／副リーダー：福士奈央