俳優の佐藤浩市さんが7日、東京都内で行われた主演の映画「64-ロクヨン-」(瀬々敬久監督)の完成披露会見に登場。会見では“座長”の佐藤さんに対する思いや称賛を瑛太さんらが口々に語ると、佐藤さんは「瑛太が言ったのは、飯をおごれという合図だと思う」と照れ笑い。その後も、綾野剛さんや先輩にあたる三浦友和さんも佐藤さんを褒めたあとに“ごちそう”をおねだりしていた。
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劇中で、県警の記者クラブの記者役として佐藤さんと対決する瑛太さんは、佐藤さんについて「クランクインの前日に浩市さんが『全力でぶつかってこい。全部俺が受け止めてやるから』とあいさつがあり、気を引き締めた」と心境を語りつつ、「現場では、キャストやスタッフに浩市さんが気配りされていて、さらに緊張感もあり、浩市さんのギャグでも和やかにさせてもらっていた。佐藤浩市さんという大先輩は素晴らしいです」と話すと、佐藤さんは「もっと褒めたらうまいすし屋だったんだけど」冗談っぽく返していた。
また、佐藤さんの部下役の綾野さんも、「時に襟を正してくれて、時に姿勢を示してくれて、現場でもたくさんのことを体で表情で表現で教えてくださったので、最終的にはただただついていくということだけで成立したように思う」と、現場での佐藤さんについて語ったあと、「浩市さん、僕もおすし、食べたいです……」と話したが、佐藤さんは「あっ、聞いてなかった」とごまかし、報道陣の笑いを誘っていた。
さらに、佐藤さんの先輩の三浦さんも映画の見どころについて問われると「間違いなく佐藤浩市さんのフルパワー(具合)」と褒めつつ、「佐藤さん何かおごってください。ずっとおごってきたんで今度おごってください」とおねだり。佐藤さんは恐縮そうに「もちろんです(笑い)」と話していた。
会見には、榮倉奈々さん、夏川結衣さん、窪田正孝さん、坂口健太郎さん、緒形直人さん、滝藤賢一さん、奥田瑛二さん、仲村トオルさん、吉岡秀隆さん、永瀬正敏さん、瀬々監督、原作者の横山秀夫さんも出席し、映画に対する思いなどを語っていた。
映画は横山さんの同名小説が原作。昭和64(1989)年1月に起きた“ロクヨン”と呼ばれる誘拐殺人事件の時効が近づく中、平成14(2002)年にロクヨンを模倣した事件が発生する……というストーリー。映画は前後編で前編が16年5月7日、後編が6月1日に公開される。
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