女優の中山美穂さんが26日、本多劇場(東京都世田谷区)で27日から上演される舞台「魔術」の会見に登場。デビュー30周年を迎えた中山さんは、本格的舞台に挑戦するのは今回が初めてで、「本当に緊張しています。楽しみである気持ちも同じくらいあるんですけど、1カ月くらいおけいこをさせていただいて、その中で日々気づきがあったりとか、毎日、変わっていっている」と心境を明かすと、「本番になって、また一つ一つの舞台を踏んでいって、いろいろな変化を見つけていきたい」と意気込んだ。
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中山さんは、舞台について「その流れるような変化が魅力」といい、「私はお芝居で舞台に立つのは初めてで、けいこをするという行動が学校に通っているような感じで楽しかった」と笑顔を見せた。また30年間の芸能生活を「早いですね」と振り返りつつ、「『30年』と聞くと言葉の重みを感じている。何か特別なイベントや発表をするということはなかったので、30年目で初めてのことをできるって、自分にとってはすごく新しいチャレンジ。これからにつながるものになるのではないか」ともコメント。最後には、「この舞台が終わっても、次の舞台の話がきますように」と願っていた。
「魔術」は、南河内万歳一座の座長・内藤裕敬さんによる書き下ろしの新作で、現代社会が直面している言い知れぬ不安や、世界の不確実性、他者との距離感の欠如を敏感に描いた、男女4人による会話劇。共演は萩原聖人さん、橋本淳さん、勝村政信さんで、舞台は同所で4月10日まで。愛知や兵庫、愛媛、高知、仙台、札幌でも上演される。