俳優の斎藤工さんが26日、東京都内で行われた主演映画「無伴奏」(矢崎仁司監督)の初日舞台あいさつに共演者らと登場した。斎藤さんと池松壮亮さんの男同士のラブシーンが話題の作品で、主人公の響子を演じた成海璃子さんは、2人の演技を目の当たりにして「現場にいたくなかったですね。『帰りたい。二人でやってー』って思いました」と率直な感想。斎藤さんは、池松さんと顔を見合わせて「やりましたね。見せつけてやりました!」とニヤリ。斎藤さんの恋人役を演じた遠藤新菜さんからは「そっちの方(ラブシーン)のプロ」と言われ、「そうですね、2級を持っています」と返すなど、きわどい発言で会場を沸かせた。
ウナギノボリ
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映画は、小池真理子さんの半自叙伝的小説が原作。1970年前後の仙台を舞台に、クラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」で出会った男女4人の激しい恋と青春を描くラブストーリー。主人公の野間響子役を成海さん、響子が恋焦がれる堂本渉役を池松さんが演じ、斎藤さんは渉の友人の関祐之介役、遠藤さんは祐之介の恋人・エマ役を演じた。
成海さんは「いろんなものを最終的に背負って生きていく役。背負うぞという覚悟はあった」と撮影を振り返り、共演の池松さんには「本当に頼れる人で、たくさん助けてもらった」と感謝していた。
舞台あいさつには斎藤さん、成海さん、遠藤さんのほか、池松さん、矢崎監督、主題歌を担当した女性ロックバンド「Drop's」の中野ミホさんも登場。中野さんが主題歌「どこかへ」を弾き語りバージョンで生披露する場面もあり、矢崎監督は「ちょっと、すみません……」と言いながら、感動で目頭を押さえていた。
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