女優の天海祐希さんが4日、東京都内で行われたゲスト声優を務める人気アニメの劇場版最新作「名探偵コナン 純黒の悪夢（ナイトメア）」（静野孔文監督）の完成披露舞台あいさつに、声優の池田秀一さん、古谷徹さんらと出席した。池田さん、古谷さんの大ファンという天海さんはアフレコの際、2人のせりふに「心を奪われた。聞きほれた」といい、今回の“共演”に「本当に光栄だった」と感激。司会から「2人にお願いしたいこと」を聞かれると、「私を口説いてもらっていいですか？　一番よかれと思う（キャラクターで）」と要望を出し、2人からせりふ口調で“口説かれる”と、「ちょっと今じんわり汗が……」と大興奮の様子だった。

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　「名探偵コナン」は、青山剛昌さんが1994年から「週刊少年サンデー」（小学館）で連載中で、小学生の体になってしまった江戸川コナンが、探偵として次々と起こる難事件を解決する人気マンガ。96年にテレビアニメがスタートし、97年からは劇場版アニメも製作されている。第20弾の劇場版アニメとなる今作では、黒ずくめの組織、FBI、公安、コナンの4者入り乱れた“頂上決戦”が展開される。天海さんが黒ずくめの組織の一員である“謎の女性”の声優を務める。16日公開。

　人気アニメ「機動戦士ガンダム」の声優として知られる池田さんと古谷さんだが、同劇場版では、FBIと公安という重要な役で出演。今回の共演に古谷さんは「池田さんと久しぶりに同じスタジオで対決させていただいて、池田さんにだけは負けたくないと思って熱く燃えてやらせていただいた」と振り返り、池田さんも「久しぶりに古谷さんとがっぷり四つを組んでできたんで、とてもうれしかった。きっといいシーンになっていると思う」とアピールした。

　舞台あいさつには、声優の高山みなみさん、山崎和佳奈さん、小山力也さんも出席。ステージには、宝塚歌劇団の大階段をイメージしたという真っ赤な階段が設置され、そこからキャストが登場。山崎さんは「宝塚（歌劇団）のファンなので、天海さんと一緒に階段を下りるなんてすごい緊張しました」と喜び、小山さんも「感激しています。天海さんと一緒に階段を下りてきたんですよ！」とうれしそうに語ると、天海さんは「私の方こそ、こちらに立たせていただいていることが、申し訳ないというか、とてもうれしいというか。天にも昇る気持ち。とてもとても幸せな経験をさせてもらった」と喜んでいた。