広瀬すずさん主演の映画「ちはやふる」(小泉徳宏監督)の続編が製作されることが29日、明らかになった。この日行われた「ちはやふる -下の句-」の初日舞台あいさつで発表された。登壇した主要キャストを前に、原作者の末次由紀さんからの手紙が読まれ、「皆さんが演じる新しい『ちはやふる』がもう一度みられることを心の底から喜んでいます。次回作もよろしくお願いします」と続編の決定がサプライズで告げられると、キャスト陣は大喜び。広瀬さんはその場にしゃがみ込み、「どういうこと?」とパニックの様子で、うれしいサプライズに感激の涙を流した。
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「ちはやふる」は、末次さんが2007年から女性マンガ誌「BE・LOVE」(講談社)で連載している人気マンガが原作。主人公・千早が、転校生の新との出会いを通じて競技かるたの魅力に目覚め、幼なじみの太一らかるた部の個性的なメンバーたちとともにかるたに情熱を燃やす姿を描いている。
今作で主演を務めた広瀬さんは「みんなでこうしたい、ああしたいと監督に伝えたりした作品は初めて。その中で千早というファンの方の中でも完璧に出来上がっている魅力的な女の子を演じることは、正直こんなに怖いなと思ったことはなかった」と振り返りつつ、「でも、それを変に意識せず、現場に行ける雰囲気を作ってくれたみんなと、同じ“体温”で同じものを吸収して出し合ってという、その空間が自分の中では不思議な感覚だった。お芝居しているけど、お芝居じゃない距離感(だった)。こんなにエネルギッシュなのは最初で最後なんだろうなって」と撮影を回顧した。
また、野村周平さんが、同映画を通じ「得たものは友。このキャスティングでできたのは素晴らしいなって思った」、真剣佑(まっけんゆう)さんも「『ちはやふる』で仲間と出会えた」と、共演者同士の絆が感じられるエピソードが次々と語られると、広瀬さんは感激で目を潤ませ、「みんなキライ(笑い)。本当にやめて」とわざと泣かせようとする共演者陣に懇願。その後、サプライズで末次さんからの手紙が代読され、登壇者1人1人にねぎらいのメッセージが送られると、感激した広瀬さんは涙を流した。
さらに、「手紙には続きがある」と、末次さんからの手紙で続編が決定したことが伝えられると、キャスト陣は大喜び。広瀬さんは「わからない」「どういうこと?」とサプライズの連続に1人大パニックの様子も、うれしい知らせに喜びの涙を流した。改めてコメントを求められた広瀬さんは「疲れたね、心臓がね」と苦笑いしつつ、「(『下の句』で)最後じゃないのがすごいうれしい。『上の句』と『下の句』を超えるようなものをここにいるみんなと作りたい。頑張ります」と語っていた。
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