ニコニコ超会議2016:哀川翔「超・真田丸」ブースで後藤又兵衛の甲冑姿披露 13年ぶり大河への思い語る

「ニコニコ超会議2016」の「超・真田丸」ブースで甲冑姿を披露した哀川翔さん
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「ニコニコ超会議2016」の「超・真田丸」ブースで甲冑姿を披露した哀川翔さん

 NHK大河ドラマ「真田丸」に後藤又兵衛役で出演する俳優の哀川翔さんが29日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれているイベント「ニコニコ超会議2016」に出展している同ドラマブース「超・真田丸」で、甲冑(かっちゅう)姿をお披露目した。衣装合わせ、ポスター撮影に続き、自身まだ3度目という甲冑に「しっくりきている」と語り、戦国の猛将で槍(やり)の名手としてしられた又兵衛役には「(自身が所属していた)一世風靡(セピア)で槍的な動きがあった。それを思い出せば」と自信を見せた。

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 哀川さんは又兵衛の甲冑の衣装合わせについて、「満月の前立てもいろいろな大きさがあった。色合いも3種類ぐらいあったが、いぶし銀のような色合いを選んだ」と裏話を披露。役作りについては又兵衛の命日とされる5月6日に兵庫県加西市にある又兵衛の墓参りをするといい、「『今度やらしてもらいますよ』と、精神的なところから入って、あとは槍と馬の練習をしていく」と語った。2003年の「武蔵 MUSASHI」以来13年ぶりの大河ドラマ出演について、「年齢を重ねると共に大河への思いも増しています」と話した。

 また、会場に並べられた甲冑の中で、立派な鹿の角が目立つ本多忠勝のものが気に入ったと語り、「あれがヘラクレス(オオカブトムシ)だったら、いい値段しますよ」とカブトムシ飼育が趣味である哀川さんらしい感想を述べた。「もし又兵衛がここにいたら」という質問に、「なぜ(黒田家を出て)九州に引っ込んだのか聞いてみたい」と話した。最後に「又兵衛はファンも多い武将なので、目いっぱい演じます」と意気込みを語っていた。

 「超・真田丸」ブースでは、哀川さんのほか、29日には真田昌幸役の草刈正雄さん、小山田茂誠役の高木渉さん、30日は石田三成役の山本耕史さん、豊臣秀頼役の中川大志さん、福島正則役の深水元基さんのトークショーを開催。左官の挾土秀平(はさど・しゅうへい)さんが巨大土壁に描いた題字や戦国武将の甲冑なども展示している。「真田丸」は、堺雅人さんが真田幸村の名でも知られている戦国時代の人気武将・真田信繁を演じ、戦国時代に信州の小さな領主の下に生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世を生き抜く姿が描かれている。放送はNHK総合で毎週日曜午後8時ほか。

 「ニコニコ超会議」はニコ動の大規模イベントで、「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに、音楽やアニメ、ゲーム、政治、スポーツなどさまざまなジャンルを網羅。催しは動画で中継される。12年に第1回が開催され、前回の「超会議2015」は2日間で約15万1000人が来場した。30日まで。

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