春に散る:佐藤浩市×横浜流星のW主演作がWOWOWで リアリズム重視したボクシングシーンが大きな見どころ

6月29日にWOWOWで放送される映画「春に散る」のビジュアル (C)2023映画「春に散る」製作委員会
1 / 1
6月29日にWOWOWで放送される映画「春に散る」のビジュアル (C)2023映画「春に散る」製作委員会

 俳優の佐藤浩市さんと横浜流星さんがダブル主演した2023年の映画「春に散る」(瀬々敬久監督)が、6月29日午後8時からWOWOWシネマで放送される。ボクサーを演じた横浜さんは本作を機に、ボクシングのプロテストに合格し、C級ライセンスを取得。窪田正孝さんと繰り広げるリアルなボクシングシーンが大きな見どころとなっている。

ウナギノボリ

 本作は、ノンフィクション作家の沢木耕太郎さんの小説を、「ラーゲリより愛を込めて」の瀬々監督が映画化。米国から40年ぶりに帰国してトレーナーとなった元ボクサーが、一度引退した若きボクサーをチャンピオンにしようと挑む。横浜さんが挑戦者役、窪田さんがチャンピオン役で対戦する世界タイトル戦で2人が見せる熱いファイトは、要所にアドリブも交えてリアリズムを重視し、見る者の心を動かす。

 元ボクサーの広岡(佐藤さん)は引退を決めたアメリカでホテル事業を起こして成功を収めたが、不完全燃焼の心を抱え、40年ぶりに故郷・日本に戻る。

 広岡はかつての所属ジムを訪れ、当時彼に恋心を抱き、今は亡き父親から会長の座を継いだ令子(山口智子さん)にあいさつし、今はすっかり落ちぶれたかつての仲間、佐瀬(片岡鶴太郎さん)や藤原(哀川翔さん)に会いに行く。

 そんな広岡の前に、不公平な判定負けに怒り、一度はボクシングをやめた黒木(横浜さん)が現われ、広岡の指導を受けたいと懇願する……。

映画 最新記事