女優の山口智子さんが、俳優の佐藤浩市さんと横浜流星さんのダブル主演で2023年公開の映画「春に散る」(瀬々敬久監督)に出演することが11月29日、明らかになった。山口さんが実写映画に出演するのは、1996年公開の「スワロウテイル」(岩井俊二監督)以来、27年ぶりで、今作では橋本環奈さんとダブルヒロインを務める。
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沢木耕太郎さんの同名小説(朝日新聞出版)が原作で、元ボクサー・広岡仁一と現役ボクサー・黒木翔吾が共に世界王者を目指す物語。不公平な判定で負けて米国に渡り、40年ぶりに帰国した仁一を佐藤さん、同じく不公平な判定で敗れ、心が折れた翔吾を横浜さんが演じる。
山口さんは、仁一がかつて所属していた真拳ジムの現会長で、仁一に恋心を抱いていた真田令子、橋本さんは、翔吾の恋人で仁一の姪(めい)の広岡佳菜子を演じる。
山口さんは「ボクシングについて全く無知であった私はまず、沢木耕太郎さんの小説を開きました。一気に引き込まれて、あっという間に読み切りました」とコメント。「日々猛練習を積み、心身共にボクサーへと生まれ変わりつつある佐藤浩市さんと横浜流星さんの気迫に圧倒されています」といい、「まるでドキュメンタリーのような、リアルで純な輝きを放つ彼らの記録映画ともいえる本作に関われる喜びと共に、本気で我が命を生きる覚悟で臨みます」と語る。
併せて、哀川翔さん、片岡鶴太郎さん、坂東龍汰さんの出演も発表。仁一の昔のボクシング仲間として、刑務所から出所したばかりの藤原次郎を哀川さん、仁一と翔吾の挑戦を支える佐瀬健三を片岡さんが演じる。東洋太平洋チャンピオンとして、翔吾の対戦相手となる大塚俊を坂東さんが演じる。
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