アイドルグループ「AKB48」の45枚目のシングル(発売日未定)を歌う選抜メンバーを決める「第8回AKB48選抜総選挙」が18日開票され、上位16人の選抜メンバーが確定した。今回は兒玉遥さん(HKT48兼AKB48)、向井地美音さん(AKB48)、岡田奈々さん(AKB48)、高橋朱里さん(AKB48)の4人が初めて選抜入りを果たし、4分の1の顔ぶれが入れ替わる結果となった。
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初の連覇を果たしたHKT48の指原莉乃さんがセンターを務める今回の選抜。トップ5は2位の渡辺麻友さん(AKB48)、3位は松井珠理奈さん(SKE48)、4位は山本彩さん(NMB48)、5位は柏木由紀(AKB48兼NGT48)だった。昨年4位で卒業した高橋みなみさんに代わり、昨年6位だった山本彩さんがトップ5入りを果たしたものの、昨年と変わらない顔ぶれが並んだ。
一方で、16位までの選抜には大きな動きがあった。昨年17位の児玉さんが9位に入ったほか、昨年44位の向井地さんが13位、昨年29位の岡田さんが14位、昨年25位の高橋さんが15位と大きく順位を上げた。初めて選抜入りを果たした4人はいずれも“次世代”として活躍が期待されていたメンバーだ。
向井地さんは1998年1月29日生まれの18歳。子役としてドラマ「アンフェア」などにも出演した経歴を持つ。AKB48の15期メンバーで、6月1日に発売された44枚目のシングル「翼はいらない」では初めてセンターに抜てきされるなど、各ジャンルで活躍する次世代エースだ。ジャンプアップしたことについて「AKB48は、今年11年目に入って、本格的に第2章と言われるものになりました。センターとして挑ませていただいて、総選挙で不安だった。センターと聞いて、認めてもらえるか?と不安でした。13位という順位をいただいて、やっと認めていただけたような気がします」と自信を見せた。
今回の総選挙では、“第2章”という言葉を口にするメンバーも多かった。卒業した高橋みなみさんに代わり、横山由依さんがAKB48グループ総監督となり、今回の総選挙では、1期メンバーの小嶋陽菜さんが卒業を発表するなどグループは転機を迎えている。そんな中、今回の総選挙で“次世代”と呼ばれるメンバーが結果を残した。
昨年の7位で“神7入り”した宮脇咲良さん(HKT48兼AKB48)も“次世代”として期待されているメンバーで、今年は6位に順位を上げた。宮脇さんは「初めてこのスピーチの時に涙を流しました。うれし涙を流したいと思っていましたけど、すてきな順位ですけど、悔しいです」と涙を流し「来年こそは1位目指してもいいですか? 未熟者ですが、先輩方に少しでも追いつけるように頑張りたい」と悔しさをにじませた。
宮脇さんの言葉からは、さらなる上位を目指さないと、真の意味での世代交代は達成できないという強い気持ちが垣間見えた。世代交代が起こりつつあるが、上位の壁は厚いのかもしれない。今後は“次世代”の活躍が期待される。
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