モデルでタレントのラブリさんが、初めての写真詩集「愛は愛に愛で愛を」(宝島社、1400円・税抜き)を発売した。ラブリさんが昨年、書きためた詩と、カメラマンの東海林広太さんの撮り下ろし写真を組み合わせた書籍で、ラブリさんは「この中には私の言葉しか入っていない。私の存在そのもので、私の心そのもの」という。「誰かが悩んだときや、愛を感じたときに、どこのページを見ても、そのときの心に寄り添ってくれる本になっています。みんなのために作った本です」と語るラブリさんに、写真詩集を通したファンへの熱い思い、自身のこだわりについて聞いた。
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今回の写真詩集は5章立てで、それぞれ「私」「心の奥のほう」「食べる」「寂しい嘘(うそ)」「信じて、愛して、守って」というタイトルがつけられた。各章には、独白形式のインタビューと、ラブリさんによる詩の解説が掲載されている。
ラブリさんは「前から本を出してほしいという(ファンの)声を聞いていて、ようやくプレゼントできた!」と笑顔で語る。同書の発売記念イベントでは、集まったファン約300人とラブリさんが交流。感極まって涙を流す女性もおり、「みんなが読んでくれることがうれしいことですし、何よりみんなの中で大事にしたい本になってくれていることが(感じられて)うれしい」と喜んだ。
ファンに会うイベントや仕事などで、ラブリさんが身につけているものは、お気に入りの香水「キールズのムスクのオイルコロン」だ。4年くらい前から変えずにつけており、「手のひらにつけて、(香りで)記憶や余韻を残してあげられたら。思い出すかなって」と自身を印象づけるためのこだわりを明かす。
ファッションも「結局、同じ服を着ている」というラブリさん。「シンプルな中に上品さを出すように意識している」という。「黒が好き」で、この日も、プリーツの入った黒のシースルーブラウスと、黒いパンツを合わせ、足元にはビビッドな青と黒のストライプパンプスをコーディネート。髪はキュートなお団子ヘアにして「バランスを考えるようにしている。でも無理をしないように」と語った。
普段のメークは「極力シンプルにする。眉毛とか唇とか、チークを入れるくらい」といい、チャームポイントを聞くと、自身では「コンプレックスだった」と苦笑しつつ、「周りの方は、えくぼがいいと言ってくれるので、それがチャームポイントなのかな」とはにかむ。
また「月に2~3回は見に行くようにしている」という映画が、自身へのぜいたくでもあり、勉強でもあるといい、「最近見たのは(怪獣映画の新作)『シン・ゴジラ』。アクションとか、何も考えずに済むのを選びます!」と笑顔を見せた。
次回は、「愛は愛に愛で愛を」の撮影や詩について、今後の仕事への思いを聞く。
<プロフィル>
らぶり。1989年11月27日生まれ。愛媛県出身。モデルやタレントとしてさまざまな雑誌やCM、テレビ番組で活躍。女性ファッション誌「JJ」(光文社)では、2012年12月発売号から15年11月発売号まで専属モデルを務めた。15年2月にはスタイルブック「LOVE」(同)を発売。自身の世界観をつづった詩や写真、絵画の発表を行うなど、活動の場を広げており、「愛は愛に愛で愛を」(宝島社)は、初の写真詩集となった。
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