芸能プロダクション「ホリプロ」が主催し、41回目を迎えた新人発掘オーディション「ホリプロタレントスカウトキャラバン」(以下・ホリプロTSC)の決選大会が19日、東京都内であり、栃木県出身の小学6年生、柳田咲良(やなぎた・さくら)さん(12)がグランプリに輝いた。柳田さんは2004年4月22日生まれで12歳4カ月での受賞は最年少記録となる。受賞後の会見で柳田さんは「ランドセルが似合わないって言われます」と照れ笑い。素顔は同級生から「女優よりもバラエティーに向いている」と言われるくらいのひょうきん者で「面白いことがやりたくなっちゃうんです」と笑顔を見せた。
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柳田さんは、女優としてホリプロとの専属契約と角川映画のヒロインデビュー(作品、公開時期未定)が決定。この日は「憧れの人」である石原さとみさんから壇上で花束を贈られるサプライズもあったが、「本物に会えるなんて思っていなくて、すごいビックリして、うれしくて。グランプリを取ったのと重ねてテンション上がりました」と笑顔。「カッコいいを表現するのは得意なんですが、可愛いや面白い、いろいろなことができるようになりたい」と女優としての抱負を語った。
また賞金として100万円が送られた柳田さんは、「いっぱい洋服を買いたいです」とにっこり。「両親にプレゼントは?」との質問には「私がグランプリを取ったのがプレゼントなので」とちゃっかりした一面ものぞかせていた。
ホリプロTSCは、1976年に開催された第1回グランプリの榊原郁恵さんをはじめ、山瀬まみさんや深田恭子さん、石原さん、綾瀬はるかさんら多くの女優やアイドルを輩出。今年は「PURE GIRL 2016」と題し、「10代でブレークする『王道』で『主役級』の女優を発掘し、育成すること」をテーマに開催された。ホリプロTSCは過去2回(1996年、2002年)に「PURE GIRL」のタイトルで行われ、1996年は深田恭子さん、2002年は石原さとみさんがグランプリを獲得している。
今年は7月から札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の全国7カ所で地方予選を開催。8月の熱海合宿と9月17、18日の東京合宿(ともに3次審査)を経て、決勝大会には9人が出場し、1分間自己PRや演技審査が行われ、グランプリが決定した。