鳥嶋和彦:“伝説”のカリスマ編集者が新部署立ち上げ プロジェクト第1弾は「脱衣アイドル」

白泉社の新プロジェクトとなるマンガ「アイドルD・T・I」=白泉社提供
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白泉社の新プロジェクトとなるマンガ「アイドルD・T・I」=白泉社提供

 「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」などを手がけ“伝説”のカリスマ編集者として知られる白泉社の鳥嶋和彦社長が、新部署「キャラクタープロデュース部」を7月に設立したことが明らかになった。キャラクタープロデュース部の新プロジェクトが24日に発表され、第1弾は、アイドルが服を脱いで頂点を目指す「アイドルD・T・I」となる。

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 「アイドルD・T・I」は、アイドルの価値が「脱衣」で決まる世界を舞台に、脱衣能力者の灯(あかり)と脱衣モデルの尊(みこと)の2人が、脱衣アイドルグループ「キャンドル」として、頂点を極めるバトルに挑む……というストーリー。冬夏アキハルさんのマンガは、白泉社の看板マンガ誌「LaLa」などで24日から連載をスタートした。10代後半の女性をターゲットに、マンガ以外の展開にも力を入れ、PVの配信、アプリゲームの開発、フィギュア制作などを展開するという。

 「キャラクタープロデュース部」は、15年11月に白泉社の社長に就任した鳥嶋社長が新設した。出版社の枠にとらわれず、マンガ家が作るキャラクターをマンガの紙媒体だけでなく違う媒体にも広げ、新しいビジネスの構築を目指すのが狙い。

 鳥嶋さんは1952年生まれ。76年に集英社へ入社し、鳥山明さんの「ドラゴンボール」や桂正和さんの「ウイングマン」などを担当し、大ヒットさせた。週刊少年ジャンプ編集長などを経て、2010年から集英社の専務に。15年11月から白泉社の社長に就任している。原稿を容赦なくボツにする“鬼の編集者”としても有名で、鳥山さんらにマンガのネタにもされた。「Dr.スランプ」の「Dr.マシリト」や、「とっても!ラッキーマン」のトリシマンなどのキャラクターのモデルになった。

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