白泉社・鳥嶋和彦社長:少女マンガ家の“執念”に脱帽 「工芸品のよう」

原画展「LaLa40周年記念原画展~美しい少女まんがの世界~」の内覧会に登場した(左から)成田美名子さん、鳥嶋和彦社長、亀井崇雄専務
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原画展「LaLa40周年記念原画展~美しい少女まんがの世界~」の内覧会に登場した(左から)成田美名子さん、鳥嶋和彦社長、亀井崇雄専務

 創刊40周年を迎える月刊少女マンガ誌「LaLa」(白泉社)の人気マンガ家の原画展「LaLa40周年記念原画展~美しい少女まんがの世界~」の内覧会が22日、西武池袋本店別館(東京都豊島区)で行われ、鳥山明さんの人気マンガ「ドラゴンボール」などの担当編集者で現在は白泉社代表取締役の鳥嶋和彦社長やマンガ家の成田美名子さんらが出席。鳥嶋社長は原画について「1枚1枚の絵に力があるし、細かいし、きれいなので、そこをじっくり見てほしい」と紹介。少女マンガについて「少年マンガだと、着物の柄とか服の柄とか細かくない。(少女マンガ家の)執念を感じます。工芸品のようですよ」と脱帽していた。

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 内覧会には鳥嶋社長、成田さん、三省堂書店の亀井崇雄専務が出席。成田さんは歴代の「LaLa」の印象的な出来事を聞かれると、「一番覚えているのは創刊号。これ(山岸凉子さんのイラスト)少女マンガの表紙じゃないでしょう。あまりにもビューティフルな。衝撃でしたね」と振り返った。鳥嶋社長も「少年マンガに関わってきた時期が長かったものですから、それに比べるとなんと原画がカラフルで細かくて手が込んでいるかと感心いたしました」と語った。
 
 「LaLa40周年記念原画展~美しい少女まんがの世界~」は、成田さん、大島弓子さん、山岸凉子さん、葉鳥ビスコさん、緑川ゆきさんなど総勢63人の作家による同誌の人気マンガの原画を270点以上展示。創刊号など歴代の表紙も展示している。23日~8月2日の午前10時~午後9時に開催される。入場料は一般1000円、大学生・高校生800円、中学生400円、小学生以下無料。

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