お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さんと児嶋一哉さんがこのほど、東京都内で行われた米アニメ映画「コウノトリ大作戦!」(ダグ・スウィートランド監督、11月3日公開)の公開直前イベントに出席。今作で主人公のコウノトリ・ジュニアの日本語吹き替えを担当した渡部さんは、監督からのビデオメッセージに「とてもすてきな吹き替えで、ジュニアの声そのもの。世界で最も有名なワタベになりましたね」と声を掛けられ、「いろいろ番組でふざけて『世界の渡部』って言ってましたが、本当に世界の渡部になれて光栄です」と満面の笑みを浮かべた。
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監督からのビデオメッセージは、告げ口屋のハト・トーディの声を担当する児嶋さんにも寄せられたが、「大島さん」と“お約束”の名前間違えのネタで呼びかけられ、「児嶋だよ!」とすかさずツッコミを入れつつも、「いじってもらえた」と喜んだ。さらに今作が声優初挑戦にして“ハリウッドデビュー”となったことについて、「これだけの作品に参加できて感動です」と渡部さんがコメントしたのに対し、児嶋さんは「実感はないけれど、(お笑いコンビ)『ピース』の綾部(祐二さん)より先にハリウッドに行けてうれしい」と後輩芸人を引き合いに出し、笑いを誘った。
イベントには日本語吹き替え版の主題歌「HEIWA」を歌う歌手のAIさんも登場。昨年8月に出産した長女の平和ちゃんの名前を曲名にしたというAIさんは、「産んだときは感動したし、子供って本当にパワーをくれる」という思いを歌詞に込めたことを明かし、その後、生歌を披露した。聴き終えた渡部さんは「スケール感がすごく、AIさんでなければ歌えない。勝手に平和ちゃんの気持ちになっちゃった」と感動した様子。一方、児嶋さんは「AIさん、歌がうまい!」と絶賛するも、「(歌手だから)当たり前だろ!」と渡部さんにたしなめられた。さらに、AIさんが11月2日に誕生日を迎えるということで、ライスケーキも登場しサプライズで祝福した。
映画は、「コウノトリが赤ちゃんを運んでくる」という寓話(ぐうわ)を基に、赤ちゃんの配達を禁止したコウノトリ宅配便社のエースであるコウノトリのジュニア(声・渡部さん)が、手違いから誕生した赤ちゃんを会社に内緒で人間の元へ届ける決心をしたことから巻き起こる騒動を描く。11月3日公開。(遠藤政樹/フリーライター)
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